べビ肌

皮下組織とは?その仕組みと働き!皮下脂肪のたるみと肥満について

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はな子
う〜〜〜ん
美神先生
どうしたの?
はな子
いや、なんか最近太ってきて…もう身体中の肉と言う肉が全て消え去ればいいのに…。
美神先生
あら、そう?そんな悩みは主に脂肪からなる「皮下組織」に関係してくるの。結構重要な役割を持ってるのよ?
はな子
この憎き脂肪がですか〜?
美神先生
例えば椅子に座った時とか、筋肉や骨に直接強い圧力がかからないように皮下組織がクッションの役割をしてくれたりしているのよ?
はな子
そう言われてみれば、もしこの肉がなかったら骨がゴリゴリ当たって痛いかもしれないですけど…。
美神先生
この皮下組織は、肥満やほうれい線の原因になる場合もあるのよ!今回はそんな「皮下脂肪」について詳しく説明していくわ。




3層で構成される皮膚の最下層にある皮下組織

皮下組織を詳しく理解するために、皮膚の構造を大まかに知っていきましょう。

皮膚は人の体を覆い、外部の刺激から体を守っています。その皮膚は、1枚の皮でできているわけではなく、外側から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層より成り立っています。

表皮

表皮は、皮膚の最も上の層で体を守っており、

・外の刺激から肌を守る
・肌内部の水分を保持する

などの働きをしています。

ピッピ
表皮については「表皮とは?役割と仕組みについて」で詳しく説明してるッピ。

真皮

真皮は表皮の下に位置しており、

・皮膚へ栄養分を送り込む
・発汗することで体温調節をする
・肌の弾力を保つ

などの役割を果たしています。

ピッピ
真皮については「真皮とは?真皮の構造と繊維!繊維が減少すると老化の原因に・・・」で詳しく説明してるッピ。

皮下組織とは

3層で構成されている最下層を「皮下組織」と言い、その内側にある筋肉や骨を保護しています。

皮下組織は主に脂肪(皮下脂肪)で構成されているため、クッションのような働きを持っています。例えば私たちが日常何気なく歩いたり、椅子に座ったりしますが、そういったときにも骨や筋肉にかかる負担を軽減してくれています。

その他にも、脂肪は熱を伝えにくく、断熱の効果もあるため、体温調節をしてくれています。また、余分なカロリーを皮下脂肪として蓄えるエネルギー貯蔵庫の役目をはたしています。

皮下脂肪のしくみ

皮下脂肪は、脂肪細胞で構成され、この脂肪細胞は、一つ一つが大きくなったり、小さくなったりします。

美神先生
通常の大きさよりも、大きな脂肪細胞がたくさんあると、それが肥満につながっていくの。

脂肪細胞の集まりは、「コラーゲン繊維」のネットで包まれており、これを「皮下脂肪結合組織」と言います。

このネットは、加齢とともにもろく弱くなり、皮下組織全体をたるませてしまいます。加齢の他にも、太ったり痩せたりすると、このネットの支えは弱り、たるんでいきます。

美神先生
このネットのたるみにより、例えば、脂肪の厚い頬はたるんでしまい、ほうれい線を作り出してしまうの。
はな子
じゃあもしかして、顔だけじゃなくてだんだんたるんでくるバストやヒップ、お腹のたるみなんかも…?
美神先生
そう。皮下脂肪のたるみと大いに関係してるのよ。

(※1)(※2)(※3)(※4)(※5)

皮下脂肪のたるみは皮膚のたるみ

”ほうれい線”は、よくシワと間違えられます。でもこれはシワが原因によるものではなく、実は原因は「たるみなんです!

頬の厚い脂肪を支える皮膚の線維組織などが弱って支えきれなくなり、脂肪細胞は落ちてきてしまいます。さらに自分で元の位置に戻ることができず、皮下組織がたるんで顔全体の肉が下がって見えてしまいます。

これがほうれい線を作り出す原因です。

頬の皮膚がたるんでしまうと、スキンケアでの解消は、とても困難になります。

こうなってしまっては美容皮膚科で行う、”ヒアルロン酸注入”や、”ピーリング治療”などを中心としたものでないと、まず改善できなくなってしまいます。

ほうれい線や顔のたるみは予防できる!

「顔が全体的にハリがなくなってきたな・・・」
「フェイスラインがぼやけてきた・・・」

美神先生
顔に締まりがなくなってきたな、と思ったら、それはもうたるみのサインですよ!!

できてしまったたるみを改善することは困難ですが、これから紹介するトレーニングで、予防や悪化を遅らせることは可能です。

ペットボトルを使って筋肉トレーニング

①ペットボトルに少量の水を入れてキャップの部分を唇でくわえる。目線は少し下向きに。
 (この時歯を使わないこと)

②くわえたらこれを上方向に持ち上げ、そのまま10秒キープ。
 
これを3セット行う。(無理のない範囲で。顎に痛みのある方はしないでください。)

  

はな子
え!?たったこれだけ!?
美神先生
そう!これでたるみを予防できるのと同時に二重アゴの防止にもなるわよ〜。慣れてきたら少しずつ水を増やして負荷をかけていくといいわ!

シェイプアップ料を使ったマッサージ

シェイプアップ料を使ったマッサージは、皮膚や、筋肉などに適度な運動を与え、血液やリンパ液の循環を良くします。

シェイプアップ料の種類

①ボディマッサージ料

マッサージをしやすくするためのオイルやクリームなど。

②ボディパック料

発汗を促して老廃物や古い角質を取り除く。体脂肪の代謝を活発にする。

③アンチセルライト料

脂肪細胞などの塊であるセルライトの解消を目的とする。新陳代謝をよくしたり、むくみを解消するため主に海藻成分が使われている。

美神先生
セルフマッサージで大事なのは、1度で満足しないこと。続けていくことでその効果が見られるようになるわ。

シェイプアップ料でマッサージをしていれば安心!ということはなく、もちろん運動や食事なども気をつけなければいけません。

それから、だら〜んとした表情が無意識のうちにクセになったりしていませんか?

顔のたるみに関しては、表情に緊張感を持つことも大事です。

緊張感のない力の抜けた表情をいつもしているとクセになり、それが筋肉を甘やかすことになってしまいます。

表情グセは老け込んで見えることもあるので注意が必要です。

食べ物の噛む回数を増やす

最近は加工された柔らかい食べ物が多くなりましたよね。これらは、かむ力や回数があまりいらないので、フェイスラインがたるんでしまう原因になっているとも言われています。

そこでまず第一に、そしゃくの回数(食べ物を噛む回数)を増やすことを意識しましょう。

はな子
たったそれだけでいいんですか?
美神先生
それだけのこと、って思うかもしれないけど、食事は毎日とるものでしょう?かむ回数を増やしたり、食べ応えのあるものを食べるだけで、毎日トレーニングをしているのと変わりないんだから。
はな子
確かに言われてみれば!ごぼうのような食物繊維の多いものや、砂肝のように硬く歯ごたえのある肉など、かむ回数が多くなる食品を積極的に取るといいんですね!

肌にハリや弾力を与えてくれる食品をとる

たるみには、抗酸化力の高いビタミンA、ビタミンC、ビタミンEをとると効果的です。

とくにビタミンCは、過酸化脂質という老化の原因になるものを抑えてくれる働きがあるので、進んで摂取していくようにしましょう。

毎日の食事で少しでも多く取り入れていくよう心がけるといいですね。

(※2)(※5)(※6)

皮下脂肪のつきすぎは肥満に

先ほどは、皮下脂肪のたるみは、ほうれい線などのたるみを招くという話しをしました。では、皮下脂肪がつきすぎるとどうなってしまうのか?

これに関しては皆さん予想はつくと思います。

皮下脂肪がつきすぎると、いわゆる「肥満」を招いてしまいます。

取りすぎたカロリーは、脂肪となり皮下組織に貯蔵されます。

皮下組織は女性らしいラインを演出してくれたり、肌のハリをサポートする役割をしてくれています。しかし皮下組織が厚くなった上に加齢も加わると、真皮の弾力性が失われます。そして皮膚をたるませることにもつながります。

過剰な皮下脂肪は、美容面や健康面でも好ましくないのです。

皮下脂肪と内臓脂肪の違い

皮下脂肪と同じように内臓脂肪も聞いたことがある方が多いと思います。

皮下脂肪は皮膚のすぐ下についている脂肪のことを指しています。内臓脂肪は腸、肝臓、心臓などの内臓についている脂肪のことを指しています。

はな子
どっちも同じ脂肪じゃないですかー。
美神先生
あら、皮下脂肪と内臓脂肪とでは、体に影響する働きや過剰に付きすぎた時の対処法も全然違うのよ?

皮下脂肪

皮下脂肪は脂肪酸などからできています。脂肪酸は、体の中で形を変えながらエネルギーを生み出す性質があります。必要に応じて脂肪酸を血液中に送り込むことで、私たちの生命活動に関わるエネルギーに変えています。

皮下脂肪がつきすぎると


皮下脂肪がつきすぎた状態は「洋ナシ型肥満」と言われています。正式には「皮下脂肪型肥満」と言います。

おしりや太ももなど、主に下腹部に脂肪が蓄積してくるタイプで、長年の蓄積に寄り付いてくるものです。

これはとくに女性がつきやすく、授乳期のたくわえのために皮下脂肪がつきやすと言われています。

皮下脂肪は一度ついたら落としにくいとされています。内臓脂肪と違って、動脈硬化を悪化させるものではありません。でも、放っておくと睡眠時無呼吸症候群や関節痛、月経異常などを引き起こすと言われているので注意が必要です。

対処法

運動してエネルギーを消化することで、過剰な皮下脂肪を落とすことができます。有酸素運動が、エネルギー消費を効果的にできるのでオススメです。

内臓脂肪

内臓脂肪は、生活習慣病の原因になるので注意が必要です。

内臓脂肪がつきすぎると


内臓脂肪がつきすぎた状態は「リンゴ型肥満」と呼ばれています。正式には「内臓脂肪型肥満」と言います。

体内部の内臓周りや腸など、外からでは見ることができない部分につく脂肪で、落ちやすいですが、つきやすいともされています。

見た目は細くて健康だとしても、体内では脂肪値が高くなっており、不健康だといった場合もあります。

食べ過ぎや飲み過ぎなどの食生活が原因となっていて、特に30歳以上の男性や、更年期を過ぎた女性などに多く見られます。

蓄積されすぎると合併症を引き起こす場合もあります。内臓脂肪が引き起こす体への悪影響について少し説明します。

内臓脂肪は代謝が盛んに行われるため、血液中のコレステロールや中性脂肪の値が高まります。そうすると、脂質異常症や動脈硬化を招きます。

また、すい臓から分泌されるインスリンの働きを悪くしたり、血圧を上昇させる物質を出したりするので、糖尿病や高血圧の原因となります。

さらに、内臓脂肪型肥満の方はこれらの症状を併発することも多く、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞といった恐ろしい病気になるリスクが高くなります。

対処法

食生活の見直しが必要です。脂っこい物を取り過ぎないようにしたり、お酒やジュースの量を減らすことが大事です。

筋トレなどの運動も効果的です。

(※7)(※8)(※11)

美神先生
ね?同じ脂肪でも皮下脂肪と内臓脂肪とでは、影響が大きく変わってくるでしょう?
はな子
内臓脂肪が体に悪影響を及ぼしているということもわかりました…。
美神先生
もちろんどちらの脂肪も過剰につきすぎることはよくないから、日頃から食生活を心がけたりストレッチをしたり、意識が必要ね!

大切なのは予防すること

皮下組織はエネルギーを蓄えるための大切な組織です。

”脂肪”という言葉から、あまり好まれない印象を持たれますが、その脂肪が過剰につき過ぎないように心がけるのは自分です。

たるみも、老化なら仕方がないと何もしないのではなく、シェイプアップやマッサージをするなど、少しでも防止をしていくよう心がけていきましょう。

美神先生
マッサージやシェイプアップも、毎日続けていくことが美しいボディラインを作るための秘訣よ。
はな子
私の場合は、毎日筋トレすることから始めないと…。
美神先生
ちなみにどっちの脂肪タイプだったの?
はな子
多分内臓脂肪…です………。
美神先生
完全に食生活が原因じゃない。今日から間食抜きよ。三食のご飯も私が準備するわ。
はな子
………はあい。
【参考URL】
(※1)http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/A16/A16_0.html
(※7)http://www.bishinkai.or.jp/valeopro/column10.html
(※8)http://www.mta.or.jp/contents/06member/plaza00404htm.htm
(※10)https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsci/34/2/34_2_76/_pdf
(※11)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-054.html
【参考文献】
(※2)スキンケア美容医学事典(よしき皮膚科クリニック銀座院長)
(※3)美容のヒフ科学 改正9版(安田利顕 著)
(※4)有用性化粧品の処方とその活用
(※5)日本化粧品検定1級対策テキスト
(※6)正しいスキンケア事典(皮膚科医:吉木伸子 元化粧品開発者:岡部美代治 栄養士:小田真規子)
(※9)美容皮膚科学【監修】日本美容皮膚科学会

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