べビ肌

ニキビができるまでの流れ・原因・対策・ニキビ跡のお手入れ方法について

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はな子
先生、またニキビができてしまいました…。学生時代もできてたけど大人になってもできるんです…。
美神先生
あら、本当ね。
ニキビはホルモン分泌が盛んな思春期以外に、大人になってもできる人もいるのよ。
はな子
え?そうなんですか。まあ、仕方ないか…。
美神先生
できて当たり前って思うかもしれないけど、ニキビは「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」というれっきとした皮膚疾患の一つよ。
はな子
ええええ!?じゃあこれって病気みたいなものなんですね…。あとが残らなければいいけど…。
美神先生
ひどい場合はニキビ痕が10年たっても消えない、なんてこともあるしね。
今回はニキビについて詳しく説明していくわ。




ニキビができるまでの流れ

ニキビは必ずしも”皮脂が多いからできる”というわけではありません。

もちろん10代のころには、余分な皮脂が原因でできるニキビもあります。

ですが、20代を過ぎてからできる「大人ニキビ」は、皮脂分泌の少ない部分や乾燥肌の人にもできます。

ニキビは、乾燥などによって毛穴の出口付近の角質が厚くなり、毛穴をふさいでしまうことが原因で起こってしまいます。

毛穴がふさがれて、中では皮脂が詰まってしまいニキビになります。このあとさらに「アクネ菌」が繁殖して炎症を起こしたりします。

はな子
アクネ菌ってニキビを作る菌ですよね!
全て殺菌しないと…!
美神先生
そう思っている人もいるけど、そうじゃないのよ。
アクネ菌は私たちみんなが持っているものなのよ。肌表面のバランスを保つために必要な菌で、お肌を守ってくれているの。
だから全てを殺菌してしまうわけにはいかないのよ。

第一段階「毛穴がつまる」


ニキビのできはじめの状態で、男性ホルモンや皮脂分泌の影響で、角層が異常をおこし、角質が毛穴の出口をせまくします。

第二段階「面皰(めんぽう:コメド)ができる」


毛穴の出口がせまく、皮脂が毛穴の中にたまります。この皮脂が毛穴に詰まった状態を「面皰(めんぽう:コメド)」と言います。

コメドにはオープンコメドとクローズドコメドの2種類あります。

クローズドコメドは毛穴の出口が閉じて白く盛り上がった状態のもので、白ニキビと呼ばれています。

オープンコメドは、毛穴の出口が少し開いていて、皮脂が酸化して黒くなった状態で、黒ニキビと呼ばれています。

第三段階「炎症が起こり膿(うみ)をもつ」


皮脂を栄養分としてアクネ菌が繁殖していき、炎症が起こってしまいます。炎症が起こると、毛穴の周りまで赤くなった、いわゆる「赤ニキビ」の状態になります。

この炎症が悪化すると、膿(うみ)を持って膨れ上がった「黄ニキビ」になってしまいます。

美神先生
この段階にきて、自分でニキビを潰すのは痕が残る原因にもなるわ!
絶対に潰しちゃダメ!

第四段階「毛穴の周りにまで炎症が飛び火する」

膿を持って膨れ上がったニキビは、硬いしこりのようになります。しだいに炎症は真皮や時に皮下組織にまで及び、痛みやかゆみを伴います。

こうなると、真皮では組織が死んでしまう壊死が起こり、毛穴の壁が破壊されてしまいます。

さらに、破壊された毛穴から内容物がもれ出て、いっそう炎症が悪化して皮膚の破壊が進みます。このように、周りの皮膚を巻き込んでダメージは大きくなっていきます。

最終段階「陥没してニキビの痕になる」


炎症がひどくなり、毛穴の中の壁を壊してしまった場合、へこんでクレーター状になり痕が残る場合もあります。

痕の残りかたはニキビの段階により変わりますが、上の第四段階まで進むとこの様な症状になりやす苦なります。

しかしそれも個人差があり、第四段階まで進んでも痕が残らない人もいます。
(※1)(※2)(※3)(※4)

美神先生
ニキビはある日突然できてると思うかもしれないけど、何日もかけて肌の中からできているってことよ。
はな子
これは…肌の上に出てくる前にケアをして「予防」することが大事なんですね。できてから治すのは、より大変そうです。

ニキビとホルモンの関係

「ホルモンバランスの乱れ」がニキビを作り出すのに大きく関係しています。

皮脂の分泌を促す性ホルモンには、アンドロゲン(男性ホルモン)と、プロゲステロン(黄体ホルモン)があります。

美神先生
男性ホルモンは女性の中にも存在してるのよ。そして、生理前によくありがちな肌の不調やイライラはプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響によるものよ。

10代のときは、成長に伴ってこのホルモンのバランスが崩れやすくなり、「思春期ニキビ」の原因になるとされています。

はな子
生理前にできるニキビも、黄体ホルモンが分泌が増えて、ホルモンバランスが崩れてるからなのか。

「若い頃にはニキビができていなかったのに、年を重ねるとなぜかできて来た。」

こういった悩みをもたれる方も、原因はホルモンバランスの乱れにあるのかもしれません。ホルモンバランスの乱れは大人ニキビを作り出す原因にも大きく関係してきます。

(※4)(※5)(※6)(※7)

ホルモンバランスの乱れに心当たりは?

大人ニキビの最大の原因はホルモンバランスの乱れです。

「最近ストレスが多くてニキビができた・・・」
「夜中にチョコやスナック菓子を食べたら、ニキビができてる!」

こんな経験ある方いらっしゃいませんか?

体内のホルモンバランスは、ストレスや不健康な食生活、睡眠不足、運動不足などにより乱れてしまいます。

その結果大人になってもニキビが出来てしまうのです。

ニキビ対策で大事なこと6点

はな子
ホルモンバランスの乱れが原因なのはよくわかりました。じゃあ、普段どんな生活をしたらいいんだろう・・・
美神先生
ホルモンバランスを保つために大事なことを6点、説明していくわ。

①睡眠不足は大敵!最低6時間以上の睡眠を!

毎日しっかり寝ていますか?
睡眠時間は短くないですか?

ホルモンバランスの乱れの大きな原因は”睡眠不足”です。

睡眠不足になると、肌の免疫力は低下し、ニキビができやすくなるだけでなく、ニキビが大きく腫れやすくなってしまいます。

ニキビを予防するためには、最低でも毎日6時間の睡眠を確保することが望ましいです。

仕事が忙しく、夜家に帰ってくるのも遅くなり、食事の用意や入浴などをしていると睡眠時間がなくなる・・・、そんな方も多いかもしれません。

しかし、食事や入浴はなるべく早く済ませ、第一に睡眠を優先しましょう。食事も確かに大事です。ですが、極論を言えば、睡眠の方が大事なのです。

寝ている間に体全体を血液が循環して肌に栄養を送り込んだり、細胞分裂を活性化してくれます。ですから、肌を修復してくれる力はより睡眠の方が大きいのです。

美神先生
だからと言って睡眠時間を6時間確保すればいつ寝てもいいわけじゃないわ。
毎日の睡眠時間がバラバラだと、体内時計が乱れ、肌の再生に関わる成長ホルモンに影響が出てくるの。
はな子
それを防ぐためには、毎日なるべく同じ時間に寝て同じ時間に起きるように心がけないといけませんね。
美神先生
そうよ。そういった規則正しい生活がホルモンバランスを正すためには必要になってくるの。

(※2)(※3)(※8)

②油分の少ないスキンケアやファンデーションを

先ほど説明したようにアクネ菌は油分を栄養にして繁殖します。

そのため、必要以上の油分を肌に与えると、ニキビがある場合には悪化を招いてしまう恐れもあります。

美神先生
でもニキビがあるからって洗顔後も化粧水だけで済ませて、保湿をしないというのは間違いよ。
肌が乾燥しすぎると角質が厚くなってしまい、かえって毛穴をふさいで結局新たなニキビを作り出してしまうわ。
はな子
ニキビができている間だけでも、「油分が少ない美容液」とかを使った方がいいんですね。
美神先生
そういうこと。油分が入ったクリームタイプのファンデーションや化粧下地も避けた方がいいわね。
ニキビにはパウダータイプのファンデーションがおすすめよ。
はな子
パウダーだけだと粉浮きしてつきにくい時は、保湿成分の入ったしっとりしたパウダーファンデーションを選ぶといいかも!
美神先生
それから、ニキビに悩む人向けの「ノンコメドジェニック」といった化粧品もあるのよ。アクネ菌を増やしにくい処方だから、肌に合わせて使ってみるのもいいかもしれないわね。
【ポイント】

・洗顔でしっかり余分な皮脂を落とし、油分の少ない保湿美容液でしっかり保湿を

・クレンジングはニキビがある間はオイルやクリームは避ける。

・ファンーションは、パウダーファンデーションかルースパウダーにとどめる。

(※2)(※3)

③ビタミンC配合の化粧水がおすすめ。

ニキビができにくい環境を作るには「ビタミンC誘導体」が効果的です。

ビタミンCには、皮脂を抑える効果が多少あります。また、ニキビの赤みを抑えてくれます。

美神先生
ビタミンC誘導体を選ぶなら、成分表に「リン酸アスコルビル」「バルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」と表記されたものを選ぶと良いわ。

(※2)

④生理前はスペシャルケアを

ニキビを予防するためにしっかりスキンケアをしていても、どうしてもできてしまう時期があります。そのほとんどは生理前の時期に多く見られます。

はな子
生理前は、黄体ホルモンの分泌が増え、皮脂分泌を活発にさせてしまうから、ニキビができやすい環境になってしまいますよね。

ですから生理前はスペシャルケアとして、ピーリングや酵素洗顔などを導入して、余分な角質を落とすのも良いかもしれません。

酵素石鹸やピーリング用石鹸などは、泡の力で余分な角栓や角質を溶かすといった作用があるので、肌へ負担をかけない洗い流せるものが良いでしょう。

洗い流せる石鹸タイプのものとしては、「AHA」や「BHA」が配合されたピーリング用石鹸がオススメです。

これは誰でも安心して使えるように、濃度を低くするなど、気軽に使えるようになっています。

(※2)(※3)

⑤和食を中心とした生活を

ニキビは食生活も大きく関わってきます。もともと日本人にはニキビが重症化するケースは少なかったのですが、食生活の変化からか、近年では多く見られます。

食生活のポイント

①動物性脂肪の多いものを食べ過ぎない

(乳製品、卵、肉、魚・・・etc)

※ただし全く食べないと栄養素が取れないので、過剰な摂取を避けること

②白米を玄米に変えてみる

便秘はニキビを招く原因になります。食物繊維を摂取することが大切です。
玄米にすることでカロリーを増やすことなく、食物繊維やミネラルを摂取できます。

③緑黄色野菜を食べる

ビタミンA,Cが豊富で、抗菌作用があるため美肌には欠かせない。

④外食ばかりの生活は避ける

糖分や脂質の多くなりがちで偏った食生活になってしまいます。

⑤嗜好品(しこうひん)は控えめに

アルコールやコーヒー、チョコレートなどといった嗜好品はニキビが重症化する理由に。

(※3)(※8)

⑥髪がニキビにかからないようなヘアスタイル

ニキビができてしまうと、どうしてもそのニキビを髪の毛で隠そうとしてしまいます。そうしてしまっては逆効果。

隠した周辺は不潔になってしまい、ニキビを悪化させる原因になります。

あまり気にせず、パウダーファンデーションで軽く隠し、なるべくニキビを髪で隠さないように工夫しましょう。

(※8)

ニキビ痕のお手入れ方法

ニキビの痕。それは残らず消えてくれるものから、10年かけてようやく薄くなっていくもの、そしてずっと消えず残っているものなど様々です。

ニキビ痕には大きく3種類あり、「赤みタイプ」「シミタイプ」「陥没(クレーター)タイプ」に分けられ、中には今よりも痕を薄くしたり改善できるものもあります。

ニキビ痕の種類別にお手入れ方法を紹介していきます。

赤みタイプ

ニキビが炎症を起こしてしまい、治った後も赤みがそのまま残っている肌。

【対策】

・日焼けを避ける
・ビタミンC誘導体の化粧品やビタミンCのイオン導入が効果的

ニキビ痕の悩みで一番多いタイプ。ニキビは治っているのに赤みがあるから、治っているように見えない状態です。

これは、何年かかけて消えていくものです。その長さは人によって2年だったり5年だったり10年だったり・・・。

この赤みがあるうちは、なるべく日焼けをしないように心がけてください。

そして少しでも早く消すためには、ビタミンC誘導体が配合された化粧品を使うと良いでしょう。

シミタイプ

炎症が残った後の赤みが茶色くシミになったもの。

【対策】

・日焼けをしない
・美白効果のある化粧品を使う
・専門家によるピーリング

炎症性色素沈着によるもので、何年もかけて消える場合もあれば残ってしまうこともあります。

そのため、日焼けをすると消えにくくなってしまうので紫外線対策は万全に美白美容液なども有効です。

また、専門家によるピーリングを行うことで、早く改善することができます。

この時一緒にイオン導入を使うとビタミンCの浸透力が高まり、より効果的です。

陥没(クレーター)タイプ

いわゆる「クレーター」と呼ばれ、ニキビがあった場所がへこんでいるもの。

【対策】

・専門家によるピーリング

この状態の痕は、真皮層にまで炎症のダメージが及んでいるので、残念ながら自分で行うお手入れでの改善は困難だと言えます。そして完全に直すことはまずできません。

しかし、専門家によるピーリングで、かなり改善される場合があります。ピーリングは、真皮を刺激してコラーゲンを生み出してくれるので、陥没した部分を浅くすることができます。

なお、加齢でコラーゲンが減ってくると、陥没した部分が目立ち始めてくることもあるようなので早めの治療がおすすめです。予算は大体10万円ほどが目安のようです。

ピッピ
ニキビ痕の改善方法については、「ニキビ痕の種類3種とそれぞれの改善方法」で詳しく説明してるッピ。

上手に潰せば早く改善

二キビはでき始めであれば、芯だけを押し出しすことで痕にならずに早く治すことができます。

自分でする場合は、お風呂上がりの肌が柔らかく清潔な状態の時に、綿棒2本で挟むようにして優しく押し出してみましょう。

うまく出ない時は決して無理して出すのはやめてください。

また、
初期段階のコメドと、炎症した黄ニキビを見間違えてしまう場合も多々あります。炎症したニキビを潰してしまっては、痕が残る可能性があります。くれぐれも腫れているニキビには絶対に行わないようにしましょう。

皮膚科でも押し出しの処置をしてくれるところもありますので、不安な人は皮膚科で相談してみると良いでしょう。

(※2)(※3)

大人ニキビには漢方薬がオススメ

実はニキビを根本的に断つには、漢方薬がとてもおすすめなんです。

漢方薬を継続して服用していくことで、ホルモンバランスを整えて免疫力を高めてくれます。

ホルモンバランスの乱れは、生活の中のちょっとしたことの積み重ねで生じてくるものです。そのため、体の内部から改善してくれるのが、この漢方薬なんです。

美神先生
大人ニキビに悩む多くの原因は「瘀血(おけつ)体質」からなるのよ。
はな子
オケツ……
美神先生
簡単に言えば血行不良のようなものね。結構が悪くなりがちの時はニキビができやすかったりするんだけど、漢方でこの瘀血体質を緩和してニキビ予防をするの。
【大人ニキビに使用される漢方薬】
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
・加味逍遙散(かみしょうようさん)
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりりょうがん)
・荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
・清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
・十味敗毒湯(じゅうみはいどくろう)
ピッピ
大人ニキビついては、「大人ニキビとは?原因と対処法と予防方法」で詳しく説明してるッピ。

(※2)(※3)

ニキビ痕を改善するには、規則正しい生活を

思春期のニキビはも大人ニキビも、主にホルモンバランスが乱れていることによって引き起こされています。

ホルモンバランスの乱れからでる症状を、スキンケアだけで治そうとするのは難しいものです。まずは自分の体の内部分から見直し、規則正しい生活を心がけましょう。

はな子
社会人になったら睡眠時間も取れないしストレスもたまって…悪循環ニキビを作り出してしまうんですね。
美神先生
そうね。せめて毎日睡眠時間を最低6時間確保してあげるだけでもお肌の負担は軽減されると思うわ。
はな子
睡眠って本当に大事なんですね。そうとわかれば早速帰って寝る準備に取り掛かります!
美神先生
あなたはまだ仕事があるでしょ。
【参考文献】
(※1)朝田 康夫 「美容の医学 美容皮膚科学事典」中央書院 2002
(※2)正しいスキンケア事典(皮膚科医:吉木伸子 元化粧品開発者:岡部美代治 栄養士:小田真規子)
(※3)素肌美人になるためのスキンケア基本事典(よしき皮膚科クリニック銀座院長 吉木伸子著)
(※6)美容のヒフ科学 改正9版(安田利顕 著)
(※7)医師が教える正しいスキンケア大全(スキンケア大学)
(※9)美肌のために、知っておきたい 化粧品成分表示のかんたん読み方手帳

【参考URL】
(※4)http://www.kamioka.or.jp/beauty/tuite.html
(※5)https://www.chocola.com/nikibi/column/01/
(※8)http://www.otsuka.co.jp/health_illness/nikibi/


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