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30代でシミが増える理由と4つの対策方法

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この記事を書いた美容ライター

megumi1228

美容皮膚科クリニックで看護師として勤めながら、美容ライターとしても活動してます。

はな子
先生〜!何だか最近肌が暗くなっている気がするんですけど……。
美神先生
あら?はなちゃん、それは肌のくすみじゃないかしら。もうそんなお年頃なの?
はな子
お年頃?肌の明るさに年齢なんて関係あるんですか?
美神先生
もちろんよ!女性の肌のシミやくすみは、年齢が大きく関係しているの。30代は、いわゆる「お肌の曲がり角」よ。
はな子
え~。どういうことなのか、教えてくださ~い!
美神先生
じゃあ、今回は女性の肌と年齢について勉強していきましょうね。

30代に急増するシミの原因は年齢による変化

30代になると一気に肌がくすんでしまった感じや、20代の頃にはなかったシミがどんどん増えていると感じることはありませんか。気づけば、どんどんシミは増えていき、濃く大きくなってしまいます。

実は30代前後になると、10代20代にはなかった年齢によるさまざまな変化が体の中で起こってくるので、30代になって肌にシミやくすみといった肌トラブルがでてくるのです。

今回は年齢によってあらわれてきた肌のシミには、どのような原因があるのか、それぞれの原因に効果的なシミ対策についてご紹介します。明るく若々しい肌をしっかりキープしていきましょう。

ターンオーバーの遅延

30代前後になると、自分では気が付かないうちに全身の血行不良や新陳代謝の低下が起こっています。

この現象は加齢によるものなので、どんな人でも必ず起こりますが、いつからということは人によって異なるので断言することはできません。

全身に起こっている変化は、もちろん皮膚にも影響を及ぼします。血行不良と新陳代謝の低下により、皮膚では肌の生まれ変わりであるターンオーバーの周期が遅れてしまいます。

正常なターンオーバーは28日周期とされていますが、メラノサイトという皮膚の細胞から産生されたメラニン色素は、このターンオーバーによって角質に沈着する前に排出されています。

ターンオーバーの周期が遅れると古い角質がとどまるので、生成されたメラニンがなかなか排出されなくなり、角質のメラニン色素が沈着していきます。この色素の沈着こそがシミやくすみといった形で肌にでてくるのです。

30代になってシミが増えたように感じるのは、メラニンの色素沈着の積み重ねによるものなのです。

蓄積された紫外線ダメージ

紫外線を浴びると、皮膚ではメラノサイトという細胞が活性化してメラニンが多量に産生されます。繰り返し浴び続けてきた紫外線によって、皮膚では多量に産生されたメラニンが少しずつ蓄積されていき、長い年月をかけて皮膚に沈着してシミとなってしまいます。

強い紫外線を浴びていなくても、紫外線を浴びた時間のトータルが長時間であればあるほど、肌へのダメージもその分蓄積されていきます。

つまり、30代は紫外線を浴びる時間だけで考えてみても、20代に比べると絶対的に増えているので、ダメージの蓄積も多いのです。

体内の抗酸化力の低下

私たちの体の中では日々の紫外線ストレス喫煙などさまざまな原因によって、老化を促進させる「活性酸素」といわれる成分が大量に発生しています。

人間の体内では、活性酸素を還元する酵素(SOD:スーパーオキシドジスムターゼ)を作り出すことができますが、30代前後からSODの産生能力は低下していくので、肌本来の抗酸化力も低下してしまうのです。

抗酸化力が低下することで、多量に発生した活性酸素が排除しきれずに蓄積されていくことで、肌にはシミやくすみが増えていきます。

女性ホルモンの乱れ(妊娠・ストレス)

女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。

エストロゲンは女性らしい体を作り出したり、子宮や乳房が妊娠に備えるために体に作用しています。一方、プロゲステロンは妊娠を継続させる作用があります。

また、あまり知られていないかもしれませんが、女性ホルモンには女性の肌を美しくする働きもあるのです。

女性ホルモンの働き

女性ホルモンが女性の肌へ与える美肌作用はいくつかあります。

エストロゲンコラーゲンを増やして肌にハリを与えたり、肌を白くさせます。

プロゲステロン皮脂の分泌を増やして、メラニンの産生を活性化します。

妊娠によってプロゲステロンが増える状態合が続くと、メラノサイトが活性化した状態も続いているので、シミが増えたり濃くなったりするのですが、これは妊娠・出産の時期には避けて通れない変化です。産後、ホルモンバランスが元の状態に戻ればメラノサイトの活性化もなくなりますが、すでにシミのもとはできているのでシミが目立つようになります。

ホルモンバランスの乱れや減少によって生じるシミとして有名なのが、肝斑といわれるものです。

肝斑は女性器の働きが低下してくる更年期の40代前後の女性に多いのですが、最近では男性並みに仕事をこなすキャリアウーマンが多く、強いストレスにさらされることでホルモンバランスが乱れる女性が多くいます。また妊娠がきっかけになったり、ピルの内服によりエストロゲンが減少する30代前後でも肝斑が出てくことがあります。

はな子
つまり、老化ってことなんですよね…。
美神先生
…。そういうことになるわね。
はな子
じゃあ、どうすることもできないじゃないですか!
美神先生
そんなことはないわ。老化は必ずやってくるものだけど、努力すれば遅らせることや薄く改善するだってできるのよ。

30代で増えるシミへの対策

はな子
遅らせることができる…って、実際にはどうしたらいいんですか〜。
美神先生
対策方法を紹介するわ。はなちゃんも今のうちからやっていた方がいいわよ。

ピーリング

ピーリングは、古くなった角質を専用の薬剤を使用して除去し、強制的に新しい角質と交代させるスキンケアの方法です。ターンオーバーを活性化させるので、メラニンの色素を角質とともに排除します。これにより、メラニン色素が角質に定着する前の段階で予防することができます。

ピーリングは、肝斑の治療にも効果があります。ピーリング石鹸やピーリングクリームによって自宅でケアを行う場合と、美容皮膚科に通院して自費でピーリングの施術を受ける場合があります。

乾燥肌や敏感肌の人は、ピーリングによる刺激感を感じやすいので、初めのうちは短時間で始めて肌を慣らしていくことが必要です。また、ピーリングした後は皮膚の保水力が低下するので、しっかりと保湿をしましょう。

ピーリングをする成分の代表としては、レチノールやAHA(フルーツ酸)があります。古くなった角質をはがすことで、肌のターンオーバーを活性化させる作用があります。

美神先生
スクラブやゴマージュといったピーリング方法は、皮膚をこするので肌に負担をかけてしまいます。AHAやフルーツ酸で角質を溶かす方法がおすすめよ。

30代におすすめの美白美容成分

美白美容成分につきましては、さまざまな成分がありますが、ここでは特に30代の女性におすすめの美白成分をご紹介します。

以下で紹介する美白成分が配合された美容液などを選ぶようにしましょう。

トラネキサム酸

肝斑にも効果を発揮する数少ない美白成分です。メラニンの生成を抑制する効果があり、シミの予防的効果が高いといえます。内服・外用とありますが、どちらも有効だといわれています。

ビタミンC誘導体

ビタミンCは食事でも摂取できる抗酸化力が高い成分ですが、非常に不安定な成分のため、化粧品にそのまま配合しても肌への効果は期待できません。そこで、人工的にビタミンCを改良することで、安定した状態で皮膚に抗酸化作用をもたらすことができるようになりました。

フラーレン

抗酸化力の高い美容成分で、活性酸素など紫外線によって発生したダメージを取り込んで無害化します。

ほかにも、美白成分の中でも抗酸化力の高い成分にはリコピン、アスタキサンチン、カテキンなどがあります。

美神先生
もちろんシミに有効な成分を使うことは大切だけど、価格や肌への刺激感など自分に合ったものを選ぶようにしましょうね。

生活習慣で活性酸素の発生を防ぐ

30代からは紫外線など外からの刺激から守ることにくわえ、体の内側から老化に対抗するための抗酸化ケアが大切になってきます。

もともと備わっている抗酸化力は低下していきますが、食事や生活習慣によって、その働きを補うことができます。

食事

油脂の多い食べ物や時間が経って酸化した油を摂取しないようにすることで、活性酸素の発生を防ぐことができます。また、飲酒も適量なら問題ありません。

ストレス発散

どうしてもストレスをなくすことはできないので、受けたストレスをためないように適度に運動や趣味に没頭してストレスを発散をしましょう。

忙しい毎日でもホッと一息ついたり、リラックスできる時間を作るようにして、休息をとるように心がけることも活性酸素を発生させない習慣では大切です。

紫外線対策

日焼け止めを使用することはもちろん、帽子やサングラスなどで物理的にも紫外線を浴びないように過ごしましょう。

紫外線は窓ガラスを透過するので、屋内にいても日焼け止めは使用するように習慣づけることで弱い紫外線でも長時間浴び続けることがないようにします。

美神先生
活性酸素を発生を防ぐためには、禁煙することも大切よ。

食事で抗酸化力をあげる

美容業界では美肌に効果のある栄養成分として、ビタミンエースとよばれるビタミン群が有名です。またポリフェノールやカロテノイドなども抗酸化力が高いことで有名です。

ビタミンエースはビタミンA・ビタミンC・ビタミンEを総称したもので、これらを多く含む食品を摂取することで、抗酸化力を高めることができます。ビタミンエースを多く含む食品としては、緑黄色野菜が有名ですが、そのほかにも海藻類やきのこ類にも抗酸化物質が豊富に含まれています。

ビタミンA

ビタミンAが多く含まれる食材として、ニンジン、パプリカ、小松菜、のり、レバー、うなぎがあります。

ビタミンAは皮膚のターンオーバーを整える作用があるので、コラーゲンの生成もサポートします。

ビタミンC

ビタミンCが多く含まれる食材として、レンコン、ジャガイモ、いちご、ブロッコリー、ローズヒップティーがあります。

ビタミンCは古くから、抗酸化作用のある成分として知られています。美白作用のほか、コラーゲンの合成をサポートする働きもあります。

ビタミンE

ビタミンEが多く含まれる食材として、モロヘイヤ、アボカド、アーモンド、カボチャがあります。

ビタミンEは、血行促進作用があります。血行が良くなることで、肌の新陳代謝が活性化され、ターンオーバーの正常化が見込めます。

美神先生
サプリメントなどのビタミン剤は、野菜に含まれているビタミンよりも吸収率が悪く、摂取した多くはそのまま排泄されてしまうのよ。それに野菜にはビタミンだけでなく、ポリフェノールなどの抗酸化物質も含まれているわ。

ポリフェノール

ブルーベリーに多く含まれる「アントシアニン」、緑茶の「カテキン」、大豆には「大豆イソフラボン」などさまざまの種類のポリフェノールがあります。

どの成分も強い抗酸化力があるので、老化に対抗するために摂取しておきたい栄養素です。

カロテノイド

鮭などの天然の赤い色素「アスタキサンチン」やホウレンソウに含まれる「ルテイン」、トマトの「リコピン」などが該当します。

活性酸素から体を守る抗酸化作用や、がんの予防の効果が期待されています。

睡眠は美肌への近道

規則正しい生活を送るのはもちろんですが、仕事の多様化で生活リズムがバラバラなことや十分な睡眠時間をとることが難しい時代でもあります。短い睡眠時間でも質の良い睡眠ができるように工夫しましょう。

肌のターンオーバーは主に睡眠中に行われています。人間の体は、日中は脳や筋肉に血液を送っているのですが、睡眠中になると皮膚や臓器など体のいたるところに血液を送り出してメンテナンスを行っています。

睡眠に入るとはじめの3時間で分泌される「成長ホルモン」によって、肌のターンオーバーが促進されるので、この時間の睡眠は重要です。

年齢とともに成長ホルモンは減少するので、20代のころに比べると30代以降は睡眠不足の影響を大きく受けてしまいます。成長ホルモンが減少していくのは止めることができないので、最低でも6時間の睡眠時間を確保して、成長ホルモンが分泌できるようにしていくことが大切です。(※1)

はな子
つまり、シミを作りたくなかったら夜にしっかり寝るといいんですね!
美神先生
そうね。熟睡できるように入浴や寝る前のドリンクで体を温めたり、リラックスできるアロマオイルを使うのもおすすめね。
はな子
よ~し!今日から夜中のゲームはやめて日中にします!
美神先生
はなちゃんったら、ゲームのやりすぎで夜眠れてなかったのね…。
【参考文献】
(※1)吉木伸子著 『素肌美人になるためのスキンケア美容医学事典』池田書店、2015年

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