べビ肌

【ニキビに有効な成分】自分で選べるようになるニキビ用スキンケア

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はな子
先生〜
美神先生
どうしたの?
はな子
私、ニキビがよくできるから、治すために色々スキンケアを試してみるけど全然治らないんですよね…。
美神先生
それってもしかして、はなちゃんのニキビを治したり予防するのに合う成分が入っていないからじゃないかしら?
ピッピ
一概にニキビ用化粧品って言っても、思春期ニキビにあうものから大人ニキビにあうもの、消炎効果や皮脂抑制効果など、様々ッピ
美神先生
もちろん化粧品だけじゃなく、ニキビに有効な栄養成分が入った食品をとることで、体の内側から綺麗な肌作りをすることも可能よ。
はな子
自分に合う成分を知ったら、スキンケア選びがもっと楽しくなりそう!
美神先生
今回はニキビに有効な成分を、スキンケア・医薬品・食品に分けて詳しく説明していくわ。




ニキビに有効な化粧品の成分


ニキビ用化粧品には通常、

「皮脂の分泌を抑える成分」
「角質を柔らかくする成分」
「ニキビを化膿させる菌を殺菌する成分」
「ニキビの炎症を抑える成分」

などの成分をいくつか組み合わせて配合することによって作られています。

ピッピ
でも、ニキビ用化粧品でなくても、以下の成分が入っているものはニキビにも効果が期待できるッピ。

皮脂の分泌を抑える成分

「皮脂の分泌を抑える成分」は、過剰に皮脂が分泌するのを抑えてくれる成分です。

ニキビ用の化粧品にはよく使われており、皮脂の分泌を抑え、肌の清潔を保つことによって、ニキビ対策ができるとされています。

他にもニキビの炎症を抑える成分などが多く使われています。

【ビタミンB群】

成分表示例
・ビタミンB2(リボフラビン) 
・ビタミンB6(ピリドキシン)
・ジパルミチン酸ピリドキシン  
・ジカプリル酸ピリドキシン
・ジラウリン酸ピリドキシン   
・ナイアシンアミド
など

効果
・皮脂の分泌を抑える 
・炎症を抑える 
・新陳代謝を高める

皮脂分泌を抑制する他に消炎効果や代謝をあげる効果もあるので、多くの化粧品に配合されています。

【ピリドキシン】

成分表示例
・ピリドキシンHCI 
・ジパルミチン酸ピリドキシン 
・ジカプリル酸ピリドキシン
など

効果
・皮脂の分泌を抑える

ピリドキシンはビタミンB6のことをいいます。

ビタミンBは不足すると脂漏性皮膚炎やニキビなど、皮脂がからむ肌トラブルを招いてしまいます。

【植物エキス類】

成分表示例
・ローズマリーエキス 
・ヨモギエキス 
・チョウジエキス
・ユキノシタエキス 
・オウレン根エキス
など

効果
・肌の炎症を抑える
・菌の繁殖を防ぐ

植物エキスは炎症を抑える効果が高く、薬用化粧水などでもよく使われます。

植物エキスは、イメージ通りヒトにも環境にも優しい天然成分です。また、抗炎症、殺菌、あるいは保湿や美白など様々な作用をあわせ持っていて、それらがバランスよくかつ効果的に働いてくれます。

ローズマリー・ヨモギエキス
・消炎効果や抗菌作用など
肌荒れを防ぐためのものやニキビを予防するための化粧品に配合されています。

ユキノシタエキス

・消炎効果、抗菌作用、抗酸化作用、美白作用など
アンチエイジングのコスメなどにもよく配合されています。
【その他皮脂分泌抑制効果のある成分】

・酢酸トコフェロール(ビタミンE類)
・オウゴンエキス
・オウパクエキス etc…

厚くなった古い角質を柔らかくする

皮膚の上に古い角質がたまると、毛穴がつまりニキビができる原因になってしまいます。

以下の成分は、その古い角質を溶かすことで、ターンオーバーを正常に保ってくれます。角質を剥がすピーリング剤などによく配合されています。

【サリチル酸】

成分表示例
・サリチル酸
・BHA

効果
・角質を溶かして新陳代謝を高める
・菌の繁殖を防ぐ

サリチル酸は、ピーリング剤として角質を除去すると同時に殺菌効果も高く、ニキビの予防にも使われています。

思春期ニキビなどの過剰な皮脂で毛穴が詰まるニキビには、サリチル酸が配合された化粧品の使用が効果的です。殺菌をしながら角質を柔らかくし、除去してくれます。その結果、新陳代謝を高め、毛穴の詰まりを改善することができます。

【AHA】

成分表示例
・AHA
・グリコール酸
・乳酸

効果
・角質を溶かして新陳代謝を高める

AHAは「アルファヒドロキシン酸」といい、通称フルーツ酸と呼ばれています。

皮膚科でも使われている成分です。市販ではAHAが配合されたピーリング石鹸などもあります。皮膚科のピーリングでで使われているものよりも配合量が少なく、家庭でも簡単にピーリングできるようにできています。

【イオウ】

成分表示例
・イオウ

効果
・角質を柔らかくする
・皮脂の分泌を抑える
・菌の繁殖を防ぐ

角質を柔らかくして古い角質をしっかり取り除くため、ニキビ用の化粧品によく配合してあります。医療用でもニキビ用の塗り薬などに使われています。

【その他角質柔軟効果のある成分】

・レチノール
・レチノイン酸
・チオキソロン
・レゾルシン etc…

ニキビの原因となる菌の繁殖を防ぐ

アクネ菌が異常に繁殖することでニキビは悪化します。以下の成分は、その繁殖を防いでくれる成分です。

【ローヤルゼリーエキス】

成分表示例
・ローヤルゼリー
・ローヤルゼリーエキス

効果
・水分を保持する
・細胞を活性化させる
・菌の繁殖を防ぐ

ミツバチが分泌したものから得られる成分です。ローヤルゼリーにだけ含まれているというヒドロキシデセン酸が、殺菌効果を持っており、化粧品にも配合されています。

ビタミン類やミネラル類、タンパク質なども含まれています。

【シコンエキス】

成分表示例
・シコンエキス(紫根エキス)
・ムラサキ根エキス

効果
・菌の繁殖を防ぐ
・新陳代謝を高める
・炎症を抑える

ムラサキ科の「ムラサキソウ」の根から取られたエキス。

殺菌の他にも消炎効果なども期待されるため、肌荒れやニキビ用にも使われています。

やけどや痔などの治療に古くから使われてきた漢方の軟膏、「紫雲膏」をご存知でしょうか。シコンエキスは、この紫雲膏の主成分です。

【ドクダミエキス】

成分表示例
・ドクダミエキス

効果
・菌の繁殖を防ぐ
・炎症を抑える

ドクダミ科の「ドクダミ」の葉や茎から取られたエキス。

抗菌効果があり、昔から手でもんで、湿疹や腫れものに貼ったりして治療に使われてきました。

【その他抗菌作用のある成分】

・トリクロサン
・トリクロカルバン
・レゾルシン
・シメン-5-オール etc…

ニキビの炎症を抑える

アクネ菌が繁殖してくると、ニキビの中で炎症が起こり、のちに化膿していきます。

その炎症を予防したり抑えるための抗炎作用のある成分です。

【ビタミンC誘導体】

成分表示例
・ビタミンC
・ビタミンC誘導体

効果
・炎症を抑える
・皮脂分泌を抑える

ビタミンCを肌に吸収しやすく変えたものがビタミンC誘導体で、炎症を抑える他に皮脂分泌の抑制や、抗酸化作用も持っています。

コラーゲンの生成を助けたり、皮膚のターンオーバーを正常にし色素沈着を薄くする効果もあるのでニキビ痕の改善も期待できます。

【グリチルリチン酸】

成分表示名
・グリチルリチン酸
・グリチルリチン酸2K
・グリチルレチン酸
・グリチルレチン酸ステアリル
・ステアリン酸グリチルレチニル

効果
・炎症を抑える
・抗アレルギー

グリチルリチン酸自体は水に溶けにくい性質があります。そのほかのものはグリチルリチン酸の誘導体で、水に溶けやすいものや油脂に溶解しやすいものがあり、化粧水やクリームなど、様々な化粧品に使われています。

抗アレルギーとなっているので、敏感肌の人でも比較的使いやすい成分です。

【カミツレエキス】

成分表示名
・カミツレ花エキス
・カモミールエキス
など

効果
・水分を保持する
・炎症を抑える
・菌の繁殖を防ぐ

カミツレエキスは、キク科の薬用植物であるカミツレの花から取られます。

強力な消炎効果のほか、保湿や収れん、血行促進効果があります。ニキビなど皮膚炎から肌を守る化粧品に配合されています。

【アラントイン】

成分表示名
・アラントイン

効果
・炎症を抑える
・細胞を活性化させる

ニキビの赤みを抑える他に、細胞を活性化させる働きがあります。殺菌効果などはないですが、その分肌への負担が少ないです。

【甘草(カンゾウ)エキス】

成分表示名
・カンゾウエキス
・グラブジリン

効果
・炎症を抑える

マメ科植物の「カンゾウ」の根や茎から取れるエキス。炎症を抑える効果のあるグリチルリチン酸を多量に含んでいます。

強力な消炎効果があるので肌荒れやニキビの予防、悪化を防ぐ目的で化粧品に多く配合されています。

はな子
そういえばニキビ用のスキンケアで、「ノンコメドジェニック」っていうのをよく聞くけど…。
美神先生
ノンコメドジェニックはなるべく”アクネ菌の栄養になりにくい成分”だけで作られているの。ニキビができにくいように処方された化粧品よ。
はな子
じゃあ予防をするために「ノンコメドジェニック」の化粧品を使うのも効果的ですね!

ニキビに有効な食品成分

ピッピ
もし正しいスキンケアをしてるのに、ニキビが全然治らない、なんてことがあったら、原因は体内にあるのかもしれないッピ。

食生活の乱れはニキビを引き起こす原因になります。油分の多いものや、チョコレート、バターなどはとくにニキビができやすくなります。

ニキビ予防を体の内側から心がけていってみましょう。

特にビタミンB群肌の新陳代謝を活発にし、肌にハリや弾力なども与えてくれます。

体内にビタミンB群が不足してくると、皮脂のコントロールがうまく行かず、ニキビや吹き出物ができやすくなってしまいます。

【ビタミンB2】

効果
・新陳代謝を高める
・血液循環を改善する
・皮膚の発育を促進する

食品例
しそ、うなぎ、レバー、うずらの卵、イワシ、納豆、牛乳、乳製品 etc,,,

ビタミンB群の中でも積極的にとっていきたいものの1つがビタミンB2。摂取することで新陳代謝を活発にし、皮脂の分泌をコントロールします。

【ビタミンB6】

効果
・新陳代謝を高める
・血液循環を改善する
・皮膚の乾燥を防止する

食品例
レバー、肉類、魚介類(マグロ、カツオ、サケ、サバ)、豆腐、卵黄 etc,,,

ビタミンB2に引き続き、こちらも積極的にとっていきたいビタミンB群の中の一つ。タンパク質を代謝し、ターンオーバーを正常に保ちます。

【ビタミンC】

効果
・炎症を抑える
・美白効果

食品例
いちご、レモン、オレンジ、牡蠣、トマト、キャベツ、芋類、青菜類 etc,,,

美白効果があるので、シミやニキビ跡などに効果があります。他にも、コラーゲンを生成するのを助ける働きがあるので、シミやたるみなどの改善の期待もできます。

【ビタミンE】

効果
・血行をよくする
・抗酸化作用がある

食品例
植物油、種実(アーモンド・ピーナッツなど)、魚(うなぎさんまなど脂の多いもの)etc…

抗酸化作用によってニキビや肌荒れの原因となる過酸化脂質の発生を防ぎます。そして、血行を促進して、できてしまったニキビや吹き出物、肌荒れなどが回復するのを助けてれます。

【食物繊維】

効果
・排便を促す

食品例
穀物(雑穀米、全粒パン)、大豆、大豆製品、改装、こんにゃく、野菜、きのこ etc…

食物繊維の効果はニキビには直接関係ないと思うかもしれませんが、便秘が続くとニキビができやすい体になってしまいます。

ニキビや肌荒れなどの肌トラブルに繋がる便秘は、食物繊維を摂取することで改善が見られます。

はな子
こうしてみると、ニキビにはビタミンの摂取が必要不可欠なんですね。
美神先生
そういうこと。でも、毎日忙しくてこんなに品数を作るのは難しい、料理をする暇がない、と行った人は、サプリメントビタミン剤などでえいう補給するのも効果的ね。

ニキビに有効な薬品の成分

はな子
塗り薬や飲み薬なんかのニキビ用のお薬も、成分で効果って変わってくるんですか?
美神先生
もちろんよ!病院で処方されるものや市販で購入できるものもあるから、成分をよく見て選ぶといいわ。
ピッピ
市販で購入すると、病院で処方されたものよりも効果はもちろん薄れてしまうッピ。どうしても治したい場合は病院へ相談するのが一番ッピ。
●ビタミン剤

皮脂分泌をコントロールするのに関係します。

ビタミンBは不足するとニキビができやすくなってくるので、ビタミンBが足りている人がこれらのビタミン剤を飲んでも効果は見られません。

皮膚科で処方するビタミン剤と市販のものは、内容的には変わりはありません。

【飲み薬】
・ビタミンB
・ビタミンB6
 など

●抗生物質

ニキビが繁殖する原因でもあるアクネ菌を殺菌する目的でよく使われます。しかしアクネ菌は常に皮膚の中にいる菌なので、完全に殺菌できることはありません。

なので何度もできるニキビの場合は、一度やめてしまうと再発してしまうケースが多く、長期的に飲むと副作用が出る場合もあります。

【飲み薬】
・テトラサイクリン系
(薬名:ミノマイシンなど)
・マクロライド系
(薬名:ルリッドなど)
これらは殺菌だけでなく、炎症を抑えてくれる効果もあります。

【塗り薬】
・ダラシンTゲル・アクアチムクリーム・ゲンタシン軟膏など

クリニックで使われている塗り薬の一例です。これらは保険が適用されます。

・イオウ

皮脂を抑え、角質を柔らかくする。そして殺菌作用があります。肌質によっては荒れることがあるので注意が必要です。こちらも保険適用されます。

●消炎剤

ニキビの炎症を抑えることを目的に作られた薬です。

【塗り薬】
・イブプロフェン
(薬名:スタデルクリームなど)
抗炎症作用のあるものですが、効果は弱めです。

●市販の塗り薬

市販で買うことも可能です。炎症を抑えて治すタイプのものが多いようです。かぶれたり乾燥しやすいものが多く、肌が弱い人にはオススメできません。

・グリチルリチン
・レゾルシン

ニキビを治すための成分を取り入れる

ニキビを治す、予防するためには、必要な成分が入っていないと高いスキンケアを使っていても意味はありません。

偏った食生活により油分の高いものばかりを食べていては、ニキビは治ってはでき、また治ってはでき、の繰り返しです。

ニキビを治すために、そして予防するためにはどの成分が必要なのか、しっかり理解して自分の肌にあったスキンケアを行うこと、そして体の内側からも美しく保とうとする努力が必要なのです。

美神先生
ちなみに大人ニキビの場合は、根本的に治すには「漢方薬」も有効よ。
はな子
大人ニキビに使われる漢方薬については「大人ニキビについて」でも詳しく紹介してましたよね!復習しないと。
美神先生
しっかり予防してピッピのような肌を取り戻したいわね!
はな子
そのためにも食生活を見直さないと!ということで有効な成分が入った食品全部使って料理してきます!
美神先生
あの子美味しいものが好きな分、料理も上手なのよね…。
ピッピ
料理の覚えいいのに、なんで物覚えはよくないッピ…。
【参考文献】
(※1)宇山侊男・岡部美代治・久光一誠編著「化粧品成分ガイド 第6版」フレグランスジャーナル社 2017年
(※2)久光一誠監修「美肌のために、知っておきたい 化粧品成分表示のかんたん読み方手帳」永岡書店 2017年
(※3)鈴木一成・朝田康夫監修「化粧品のすべてがわかる コスメティックQ&A事典 全面改訂最新版」 中央書院 2011年
(※4)小西さやか・櫻井直樹著『すっぴんも、メイク後もキレイな人の習慣 効果が9割変わる「化粧品」の使い方』青春出版社 2015年
(※5)與儀春江著「ナチュラル美肌のエキスパートを目指す! 手作りコスメ、だから美肌になる!」BMBジャパン 2013年
(※6)一般社団法人 化粧品成分検定協会編 「化粧品成分検定公式テキスト」実業之日本社 2016年
(※7)吉木伸子著「素肌美人になるための スキンケア美容医学事典」池田書店 2015年
(※8)一般社団法人 日本化粧品検定協会監修 小西さやか著「コスメコンシェルジュを目指そう 日本化粧品検定1級対策テキスト コスメの教科書 第2版」主婦の友社 2016年

【参考URL】
(※9)http://mcm-www.jwu.ac.jp/~maruyama/onayami-hada.html


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