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【正しい日焼け止めの使い方】絶対に日焼けしたくない人におすすめの日焼け止め4選

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この記事を書いた美容ライター

村木ゆみ

化粧品技術者・開発者として外資系大手化粧品会社と製薬会社で計10年勤務。海外化粧品輸入販売会社で、販売員へ化粧品知識の教育テキスト作成やお客様への説明資料作成も担当。現在はフリーの美容ライターとして活動してます。

はな子
先生、友達から聞いたんですけど、日焼け対策って春からはじめくちゃいけないんですか?
美神先生
そうよ。紫外線が増えてくるのは3月頃からだから、春からしっかり対策していないと、夏が来る前に日焼けしちゃうわよ。
はな子
やっぱりそうなんですね。でも日焼け止めって本当に効果あるんですか?私、日焼け止め塗っても焼けちゃうんですよね・・・。
美神先生
日焼け止めを塗っているのに日焼けするのは、塗り方が悪いか、日焼け止めの選び方が悪いかのどちらかね。
はな子
そ、そうなんですか!じゃあ日焼け止めに効果がないんじゃなくて、日焼け止めの使い方が悪いんだ!先生、どうすれば日焼けしない使い方ができるのか、教えてくださーい!
美神先生
わかったわ。今日は日焼け止めの選び方や正しい使い方についてお話するわね。

日焼け止めの塗り方

日焼け止めは正しく塗らなければ、せっかく塗った日焼け止めの効果が得られません。どんな日焼け止めでも塗り方は非常に重要なので、理解してきちんと塗れるようにしましょう。

日焼け止めにはいろいろな種類がありますが、どのようなものであれ紫外線から肌を守る役割は同じです。紫外線にさらされる肌に、日焼け止めを均一にムラなく塗り広げる必要があります。そのためには第一に塗る量、次に塗り広げ方が重要です。

日焼け止めの効果が得られる適切な量とは?

まず塗る量ですが、「日本化粧品工業連合会SPF測定法基準」によると塗布量は1cm²あたり2mgとなっています。では顔の面積はどれぐらいかというと、女性は280~425cm²です。

顔の面積を400cm²ぐらいと考えると、顔全体の塗布量は400cm²×2㎎/cm²=800㎎となります。

この量が日焼け止めの適量と言われていて、クリームタイプではパール粒2個分、乳液タイプでは一円玉2枚分とされています。

日焼け止め効果を発揮する正しい塗り方

適切な量はわかりました。次は塗り方ですが、適切な量を一度に手に取って塗り広げるよりは、まずは適量の半分を顔全体に塗り、もう一度同量を手に取り、重ねて塗る方が上手く均一に塗り広げられます。

1、日焼け止めを5箇所に点起きし、軽く叩き込む

クリームタイプならパール粒1個分、乳液タイプなら1円玉1枚分を手に取り、額・両頬・顎・鼻の5か所に分けて軽くたたき込むようにして拡げていきます。

肌には毛穴などがあり、完全な平面ではないためにただ指で拡げただけではムラが出てしまいます。目に見えないほどの凹みにも日焼け止めが入っていくようなイメージをしながら、拡げましょう。

2、もう一度塗り広げ、日焼けをしやすい部分は重点的に塗る

もう一度同量を手に取り、同じように顔の5か所に置いて再び丁寧に顔全体に塗り広げます。特に日焼けをしやすい凸部分(頬や鼻)などは必要に応じて日焼け止めを追加で塗っても良いと思います。

日焼け止めを塗る時に唇、髪、耳、首、デコルテ、手の甲と指、足首から先など、うっかり塗り忘れて日焼けしてしまうことがあるので、気をつけるようにしましょう。日焼け止めを塗る順序を決めておくなど、工夫して塗り忘れがないようにしたいですね。

塗り忘れたときのために、携帯用の日焼け止めスプレーやミストを常にカバンに入れておくと、塗り直しにも使えるので重宝します。

【日焼け止めを塗るポイント】
■使用量は、クリームタイプはパール粒2個分、乳液タイプは一円玉2枚分。
■適量を2回に分けて塗ると塗りやすい。
■日焼けしやすいところは重点的に塗る。

(※1)(※2)(※3)

美神先生
たたきこむように塗り拡げるといっても、たたいちゃだめよ!やさしーくね。肌の凹みや溝にも日焼け止めが入っていくようにトントンと指の腹でするのがコツよ。

日焼け止めの種類

日焼け止め成分には、

◆紫外線散乱剤
◆紫外線吸収剤

の二つがあり、この二つは紫外線から肌を守るしくみが違います。

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤

◆紫外線吸収剤
…紫外線を吸収した後、熱エネルギーなどに変えて放出することで紫外線が肌に浸透するのを防ぎます。

紫外線吸収剤として使われている成分:メトキシケイヒ酸オクチル、ジメチルPABA オクチル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンなど

◆紫外線散乱剤
…紫外線を乱反射させることにより、紫外線が肌に入ってくるのを防ぎます。

紫外線散乱剤として使われている成分:酸化チタン、酸化亜鉛など

ピッピ
紫外線吸収剤が化学的な仕組みで肌を守るのに対して、紫外線散乱剤は物理的な仕組みで肌を守るッピ!。

日焼け止めの剤型

乳液、クリーム、パウダー、シート、スプレー、スティックなど、様々な剤型の日焼け止めがあります。

それぞれに特徴があり、使い勝手が違うので、使う場面・場所により適切に使い分けると便利です。

剤型 特徴
リキッド 伸びがよく塗りやすい。さらっとした使い心地。
ジェル 伸びがよく、みずみずしい使用感。
クリーム リキッドほど伸びがよくないが、肌への密着感あり。
パウダー 粉なので、さらっとした使用感。お化粧直しで使える。
シート さっと拭くだけなので手軽。効果は短いので補助的。
スプレー 外出時など手早く手軽に使える。髪・顔・手足に使用可能。
スティック 手を汚さないで塗れる。

(※2)(※4)(※5)

日焼け止めの選び方

日焼け止めにはたくさんの種類があって、どれを使えばよいかわからなくなりそうですね。絶対に日焼けしたくない人のために、どのように日焼け止めを選べばよいかについて説明します。

「SPF」と「PA」とは?

まず日焼け止めに必ず表示している「SPF」と「PA」の意味を理解しましょう。

これを理解することによって、SPFとPAを見るだけでどの程度の紫外線防止効果を持っているのか感覚的にわかるようになりますし、場面に応じた使い分けもできるようになるでしょう。

SPFとは

SPF」はSun Protection Factorの略で、主にUVBを防ぐ指標とされています。太陽光(の中のUVB)を浴びることによって、皮膚が赤くなるまでの時間をどれぐらい伸ばせるかを数値で表したものです。

計算式の目安としては、

(SPFの数値) × 20分 = (UVBをカットする時間)

となります。SPF値はどんなシーンで紫外線予防をしたいかによって、使い分けるのがよいでしょう。

PAとは

PA」はProtection grade of UVAの略で、UVA防止の効果を示しています。

+の数で表わし、現在は+から++++まででUVA防止効果の大きさを表わしています。

PAのレベルも、どのようなシーンで紫外線予防をするかによって選びましょう。

日本化粧品工業連合会は、生活シーンにより目選ぶべきSPFとPAの目安を発表しています。内容はおよそ以下の通りです。詳細は「日本化粧品工業連合会」を参照ください。

シーン SPF PA
日常生活(散歩、買い物など) 10-20 +~++
屋外(軽いスポーツ、レジャーなど) 20~30程度 ++~+++
炎天下のレジャーやリゾート地でのマリンスポーツなど 40~50+ +++~++++

おすすめの日焼け止め

日焼け止めは何種類か持っているほうがよいと思います。持つとよい日焼け止めの種類は、生活パターンによって変わります。

例えば主婦や会社員で、日中の紫外線の多い時間帯に屋外に入る時間が短い場合には、SPF30程度、PA++~+++程度の日焼け止めをメインに使い、休日など屋外で過ごす時ようにSPF50+、PA+++~++++のものを一つ持っていれば良いと思います。

ただし、ウォータープルーフやSPF値が高い日焼け止めでも、数時間おきに塗り直しが必要です!

ウォータープルーフの日焼け止めは、特に汗や水に強く作られていますが、2~3時間おきにつけなおす必要があります。

SPFが高くても、汗や皮脂や摩擦などで部分的に日焼け止めが落ちてしまうので、日焼けをしないためにはどうしてもつけ直しが必要です。手間をかけたくないのであればお化粧の上からでもできるスプレータイプかパウダータイプのものがおすすめです。

パウダータイプは顔にしか使えませんが、スプレータイプなら顔だけではなく体や髪にも使えて便利です。

アイテムを増やさないために、かつ絶対日焼けしないために最低限必要な日焼け止めという観点で、おすすめをいくつか紹介します。

アテニア/陽断(HIDAN) UV35 フェイスプロテクトミルク


30ml ¥1,728
詳細を見る
SPF35・PA+++

ウォータープルーフ処方なので、クレンジングが必要です。化粧下地も兼ねています。汗をかきやすい季節、しかも絶対にしみを作りたくない顔に塗る日常使いの日焼け止めは、ウォータープルーフを使うことを強くおすすめします。

普段の顔用におすすめします。紫外線散乱剤(酸化亜鉛と酸化チタン)を使用しています。保湿成分が豊富で、サラサラの液状をしています。軽い使用感で、白浮きもありません。

一番のおすすめ理由は、価格が安いのでケチらずにきちんと適量を使うことができることです。これはとても大事なことです。評判の良い日焼け止めであっても、価格が高いと惜しみなく塗ることをためらってしまいます。

私はHIDANフェイスプロテクトミルクを長年使っていますが、特に不満を感じたことはありません。

花王/ニベアサン ウォータージェル SPF35


80ml ¥502
アマゾンボタン
SPF35・PA+++

紫外線吸収剤(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、エチルヘキシルトリアゾン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル)を使用しています。石けんやボディソープで洗い流すことができます。

ボディ用日焼け止めの日常使いにおすすめです。紫外線は屋内にも入ってきますので、うっかりすると手の甲やデコルテなど、日焼けしてしまいます。ニベアサン ウオータージェルは手に取るとローションに変わり、肌に素早くなじみます。配合成分のオクテニルコハク酸デンプンAlにより、べたつきなくすべすべの使用感です。腕、手、足などに塗る日焼け止めは、できればさっぱりタイプがいいという方には、特におすすめです。

それに何といっても低価格なのが嬉しいですね。腕などの露出している部分だけに塗るとしても塗る範囲が広いので、コストを気にせず大胆にたっぷりとつけることができます。またローションタイプなので素早く塗ることができます。毎日のことなので使い勝手が良いことはとても大事です。

長時間の外出など日焼けが気になるときには、次に紹介するUVスプレーを携帯し、必要に応じて使うとさらに安心です。

資生堂 アネッサ/パーフェクトUV スプレー アクアブースター


60g ¥2,200
アマゾンボタン
SPF50+、PA++++

紫外線吸収剤(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ポリシリコーン-15、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン)を使用しています。全身に使え、石けんで洗い流せます。

スプレータイプの日焼け止めは、肌への均一の塗布がリキッドやローションタイプなどよりも難しいため、補助的に使いましょう。つけなおしや塗り忘れていた部分などへの使用が望ましいと思います。

紫外線防止で忘れがちなのか髪です。髪に紫外線があたるとパサつきの原因になるので、髪もしっかりと紫外線予防しておきましょう。その際には帽子が良いですが、スプレーも便利です。全てのスプレータイプが髪への使用ができるわけではないのですが、アネッサ パーフェクトUV スプレーは髪への使用ができるので、帽子がないときや帽子をかぶっていても念のために髪にスプレーをしておくと安心です。

資生堂 アネッサ/パーフェクトUV スキンケアミルク


60g ¥3,213
アマゾンボタン
SPF50+、PA++++

紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の両方を使用しています。化粧下地も兼ねています。顔と体に使用でき、石けんで洗い流せます。

紫外線散乱剤は酸化亜鉛と酸化チタンを使用、紫外線吸収剤はメトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンを使用しています。

休日にアウトドアを楽しんだり、海やプールにいくときに必要なので、常備しているとよいでしょう。しかしSPF50+の日焼け止めは紫外線防止効果が高い分、それだけ肌への負担も大きくなるため、日常的に強い紫外線を浴びるような生活パターンではない場合は、SPF30程度のものを使うのがよいでしょう。

(※6)(※7)(※8)

美神先生
うっかりしがちなのが髪。紫外線を浴びた髪はキシキシパサパサになってしまいます。見た目年齢5歳は上がってしまうわね。
はな子
ひぇ~。夏になると髪がパサつくな~と思っていたのは、そのせいだったんですね。気をつけます!

日焼けを塗る順番

はな子
私いっつも、日焼け止めを塗る時、日焼け止めと化粧下地のどちらを先に塗るか迷うんですよね〜。
美神先生
そうね。結構勘違いしている人も多いみたいね。でも考え方を理解すれば、どちらを先に塗ればいいかの判断しやすいわよ!

順番は日焼け止めが先、化粧下地が後!

洗顔後、まずは肌のコンディションを整えるために化粧水、乳液の順に肌につけます。美容液が化粧水の後に入ることもあるでしょう。乳液まで済んだら、次はメイクですね。これは迷わないと思います。

化粧下地はメイクのノリを良くするものなので、メイクの手順の中に入ります。

日焼け止めはメイクというよりも、しみソバカスを防ぐのだからスキンケアのグループの中に入ります。だから日焼け止めが先で、化粧下地が後です。

今は日焼け止めが化粧下地にもなるものがたくさんあります。上でおすすめした日焼け止めのうち、化粧下地になるものを明記していますので、参考にしてください。

では日焼け止めに化粧下地の効果がある場合、化粧下地は本当に不要かどうかですが、不要です。不要といっても塗ってはいけないわけではなく、手間を惜しまないのであれば、化粧下地を兼ねている日焼け止めの後に化粧下地を塗るほうが、メイクのノリはさらに良くなると思います。

虫よけはどの段階で使う?

おまけですが、夏は虫よけを使う事がありますよね。虫よけはどの段階で使うのが良いのでしょうか。

虫よけの成分は、揮発しながら虫を寄せ付けない効果を発揮します。つまり虫よけ成分の揮発を邪魔するものを上にかぶせると、効果がなくなるということです。

そこで一つ気になることがあります。

多くの虫よけに使われている「ディート」という成分は、とても効果が高いのですが実は毒性も強いのです。

厚生労働省では、6か月未満の赤ちゃんには使用しないこと、子どもへの使用回数の制限などを発表しています。外国で日焼け止めとディート含有の虫よけを併用して意識を失ったというニュースもあります。

日焼け止めに入っていた成分とディートの化学反応が原因とも言われていますが、真相は定かではありません。

日本のあるクリニックではディート成分配合の虫よけと日焼け止めを併用する際の注意点として、日焼け止めを塗った後20分ほどしてから虫よけを使うことを書いています。気になる人はディートが配合されていない虫よけを使うと良いかもしれませんね。

(※9)(※10)(※11)

はな子
よし!今年は不注意で日焼けしてしまわないようにしよう!紫外線対策をしっかりやっていたら、美白ケアも楽になりますしね。
美神先生
そうね。そして日焼けした肌は乾燥したりシワになったりすることも忘れちゃダメね。10年後に深いシワができてから後悔しないようにしましょうね。
【参考文献】
(※8)鈴木一成著『化粧品成分用語事典 2012』 中央書院 2012年

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