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たるみ毛穴とは?その原因と改善方法

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この記事を書いた美容ライター

林あいこ

2017年に化粧品検定1級取得。美容学校で3年間メイクやスキンケア、ネイル、ヘアーの勉強をし、美容情報サイトのライター&編集者として活動。趣味は新しいコスメを買うことです。

「頬の毛穴が目立つようになってきた・・・」
「なんだか毛穴と毛穴が繋がってる・・・??」
「毛穴がしずくの形みたい・・・」

こんな毛穴状態で、お悩みの方いらっしゃいませんか?

毛穴が大きく開いて目立つことにより、「開き毛穴」だと勘違いする人も多いようです。

しかし、それは「開き毛穴」ではなく「たるみ毛穴」の間違いかもしれません。

あなたの毛穴にこんな特徴があれば、たるみ毛穴です。


【たるみ毛穴の特徴】

・毛穴の形がしずくのように縦に広がっている
・頬の鼻に近い部分に多い
・毛穴と毛穴が繋がってシワのよう

美神先生
たるみ毛穴は年齢を重ねていくにつれて、誰にでもみられるものなの。
はな子
えええ!?じゃあそれって避けられないしどうしようもないですね…
美神先生
いいえ!たるみ毛穴は対処することでエイジングケアにもなるんだからケアを怠っちゃダメよ!
今回は「たるみ毛穴」について詳しく説明していくわ!

たるみ毛穴とは?

毛穴のトラブルには大きく3種類あり、「詰まり毛穴」「開き毛穴」「たるみ毛穴」があります。

先ほどもいったように「たるみ毛穴」を「開き毛穴」と勘違いしている人も多いのですが、原因が違います。

開き毛穴の原因は主に「皮脂」たるみ毛穴の原因は「加齢」によるものなんです。

たるみ毛穴は、加齢が原因で皮膚がたるみ、毛穴がしずく型のような縦長になった毛穴状態のことを言います。

鼻に近い頬の部分から目立ち始めることが多く、「涙毛穴」ともよばれます。

肌のたるみで毛穴が開き、毛穴どうしがくっついたように見える「帯状毛穴」などもあります

これは加齢により筋肉の衰えと共に、肌の弾力の元となる成分が失われることで起こります。30代を過ぎた辺りから徐々に頬辺りの毛穴が開いてきます。

美神先生
早い人では20代後半からみられる場合もあるんだから、あなたにも関係のない話じゃないのよ?
はな子
えっ…!!??
美神先生
あと、10代20代に多い、皮脂が原因で招く「開き毛穴」は、十分なケアがされないまま歳を重ねたら「たるみ毛穴」に発展しちゃうから要注意ね。

(※1)(※2)(※a)(※b)

たるみ毛穴の原因

たるみ毛穴は、年齢を重ねていけば誰にでもある程度訪れてしまうものです。

その主な原因は肌内部から弾力の元となる成分が失われていくことです。

30代辺りから毛穴の目立ちが気になってきた方は、主にこの弾力成分の低下が原因だと考えられます。

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の減少が原因

30代から見られるたるみ毛穴の主な原因は、「真皮の老化」によるものです。

真皮にある「コラーゲン」や「エラスチン」などの弾力成分は、年齢を重ねていくにつれ弾力を失っていきます。(詳しくは「真皮とは?」を見てください)

コラーゲンやエラスチンは、真皮の中で網目状のようなネットワークを張り、肌の弾力を保っています。

しかし、年齢とともに、このコラーゲンやエラスチンを作る線維芽細胞(せんいがさいぼう)の働きが衰えます。コラーゲンやエラスチンを生み出す力が弱まり、ハリや弾力のない肌になってしまいます。

さらに、紫外線などの影響を受けるとコラーゲンやエラスチンは変性してしまい、肌はさらに弾力を失います。こういったことが原因で網目状のネットワークで支えていた構造が、崩れていってしまいます。

ネットワーク状の構造が崩れることで、毛穴を十分に支えることができなくなります。毛穴の周りの皮膚もたるむので、毛穴が垂れ下がったように開いて見えてしまいます。

美神先生
コラーゲンやエラスチンは皮膚全体のハリの元。ハリを失い支えがなくなった毛穴は、皮膚全体と共に重力に引っ張られて下がっていくの。
そうして毛穴の形がしずくのような、大きく開いた毛穴になってしまうのよ。

真皮にある線維芽細胞(せんいがさいぼう)は、コラーゲンやエラスチンのほか保水成分のヒアルロン酸も生成しています。ですから加齢で線維芽細胞の働きが低下していくと、ヒアルロン酸の量が減少して皮膚内にある水分量も低下してしまいます。

そうして乾燥することによって、キメが荒くなり毛穴も目立ってしまいます。さらに乾燥が進むことにより、たるみだけでなく小じわまで増やしてしまう原因にもなってしまいます。

(※3)〜(※7)

たるみ毛穴を改善する方法

たるみ毛穴は、いわゆる初期のたるみです。

たるみ毛穴を感じ始めてきたら、それは皮膚全体のたるみの初期症状だと思って良いでしょう。たるみ毛穴のスキンケアは、シワやたるみとのスキンケアと同様になります。

美神先生
つまりたるみ毛穴のケア=アンチエイジングということね。
たるみ毛穴、シワ、たるみに共通して大事なのはコラーゲンケアをすること。真皮に働きかけたスキンケアが大切なの。

「レチノール配合」の化粧品がオススメ!

たるみ毛穴を引き締めるのに最適な成分は「レチノール」

レチノールは、”コラーゲンを増やす働きの強い成分”です。これは医学的にも証明されており、美容皮膚科やクリニックなどでも良く使われています。

はな子
でもそれなら「コラーゲン配合」って書いてる化粧品を使えばいいんじゃ?
美神先生
化粧品に配合されているコラーゲンは真皮には届かないの。普通は保湿成分として使われているわ。
本当に真皮にあるコラーゲンに働きかけたい場合は「レチノール配合」の化粧品を使うといいわ。

ただしレチノールは少し刺激が強く、使い始めのうちは肌がカサカサする場合もあります。でも使い続けていくことで落ち着いていきます。

レチノールはビタミンAの一種で、元々体内に含まれている成分の一つなので、基本的には問題のない安全なものです。

レチノール入りの化粧品は目元の小じわ用美容液などに良く使われていますが、もちろんたるみ毛穴予防に使っても問題ありません。

とはいえ刺激のあるものなので、肌が荒れている人や敏感肌の人は使用を控えた方がいいかもしれません。

クリニックや美容皮膚科などでは、レチノールの活性型である「レチノイン酸」を手に入れることができます。

レチノールよりも高い効果を持っているので、効果を試したい方は是非足を運んで見て下さい。(※2)(※6)(※8)(※9)

気になり始めたたるみ毛穴には「ビタミンC誘導体配合」の化粧品

ビタミンC誘導体配合の化粧水はコラーゲンの生成を助ける働きと、若干ですが皮脂を抑制する効果があります。「たるみ毛穴」以外にも「つまり毛穴」「開き毛穴」といった全ての毛穴トラブルに有効な成分です。

ビタミンC誘導体は、レチノールよりも刺激が少なく扱いやすくなっています。成分表に「リン酸アスコルビル」または「バルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」と書かれたものを参考に選ぶと良いでしょう。

(※2)(※6)(※10)

「ピーリング」でターンオーバーを活発化させる!

スペシャルケアとして週に1度、ピーリングを行うのも効果的です。

古い角質を取り除くために行われるピーリングは、表皮のターンオーバーを正常にさせます。そのターンオーバーが正常化することによって、コラーゲンの生成を促します。

コラーゲンを増やすことで、内側からハリと弾力が与えらると同時に、角栓が詰まるのを予防することもできます。

美神先生
オススメは洗い流せるタイプのミルク石鹸タイプのピーリング剤よ。
でも効果があるからと必要以上に何度もすると乾燥を招くから、多くても週に2回までにすること!

(※2)(※6)(※10)

敏感肌の人は「ナイアシン」を

ナイアシン」は、ビタミンC誘導体よりも刺激が少ないので、敏感肌の人でも使いやすいタイプの化粧品成分です。ビタミンB群であるナイアシンは、ビタミンB3とも呼ばれます。

表皮のターンオーバーを促し、細胞を活性化させることで、コラーゲンを増やしたり酸化を防ぐ働きがあります。

肌のうるおいを保持したり、血行促進、炎症を抑える作用もあるので乾燥が気になる方や、くすみ、肌荒れの予防にも使用できます。(※1)(※11)

専門医によるピーリング

ホームケア用に売られているピーリング剤は、誰もが安全に使えるように、もともと成分の濃度が低く配合されています。

一方、専門医によるピーリングでは、ホームケア用に市販で売られているピーリング剤よりも、成分の濃度が高いものが使用されています。

クリニックでは専門医によって一人一人肌の状態を見ながら種類や濃度を調節するので、より早い改善を期待することができます。

ピーリング以外にもレーザー治療なども行っており、真皮へ熱によるダメージを与えて、その回復力を利用することにより、コラーゲンを増やす、という方法なども取り入れられています。

どれも1度で効果を感じるというものではなく、1ヶ月1回のペースで5〜10回ほど通うと、改善が期待できます。自宅でするよりも効果は早く見られるでしょう。

ビタミンB1、ビタミンB2の入った食品を!

美神先生
毛穴の悩みには全てに共通して言えるのだけど、ビタミンB群、中でも「ビタミン1」と「ビタミン2」を摂取するといいわ。

ビタミンB1には体内にある炭水化物の代謝を助けてくれる働きが有ります。体内で炭水化物がうまく代謝されずにいると、皮脂の分泌が過剰になってしまうので、それを予防するために必要な成分です。

ビタミンB2皮脂の分泌を抑えてくれる効果があります。

どちらも肌代謝に効果のあるものなので開き毛穴だけでなく、角栓の詰まったつまり毛穴や、ニキビの予防にも有効です。

【ビタミンB1が多い食品】
豚肉、きな粉、明太子、焼きのり
青のり、昆布、かつおぶし、とうもろこし、
いくら、うなぎの蒲焼、納豆etc…
【ビタミンB2が多い食品】
納豆、イワシ、きな粉、レバー(豚、牛、鶏)
粒うに、魚肉ソーセージ、焼きのり
パルメザンチーズ、アーモンド、干し椎茸etc…

(※1)(※12)(※13)(※14)

肌老化を早める原因6つ

コラーゲンの減少を加速させたり肌老化を早める原因になる6つのポイントです。日頃の日常生活で改善できるものなので、是非今日から生活を見直すように心がけましょう。

①睡眠不足

睡眠中に肌の細胞は働いており、代謝などが行われます。そのためコラーゲンも睡眠中に作られます。

毎日最低でも6時間の睡眠をとるのが理想です。

②無理なダイエット

無理なダイエットによる食事制限は、栄養バランスの取れない食生活になってしまいます。しっかり栄養を取れるようなダイエットをしましょう。

また、ダイエット以外にも、甘いものや脂っこいものを食べてばかりいると皮脂分泌を増やす原因になるので、ビタミンB群を含んだ食品をバランスよく摂取していきましょう。

③紫外線

日常的に、または長時間紫外線に当たることは、コラーゲンやエラスチンを破壊し、皮膚老化を促進させます。

しっかりと紫外線対策を行いましょう。

④ストレス

ストレスが身体に影響する面は大きく、それは肌にも影響してきます。

例えば、ストレスは、「活性酸素」を過剰に作り出す原因にもなります。

活性酸素は通常、体内で自然に発生し、身体を守る働きをしているのですが、これが過剰に作り出されることで、細胞にダメージを与えてしまう恐れがあります。

うまくストレス解消をして、なるべくストレスのなくなるようにしていきましょう。

⑤喫煙

喫煙も同じように、コラーゲンやエラスチンなどの損傷が見られ、また新しいコラーゲンの生成の障害にもなります。

活性酸素」を過剰に作り出す原因にもなります。

⑥過度なマッサージ

たるみや小顔などを試みて行うマッサージ、そのマッサージが強すぎたり、皮膚を引っ張ったりしてしまうと、かえって肌への負担になり、シミやシワなどの原因になってしまいます。

肌に負担をかけすぎないように注意しましょう。

(※1)(※9)(※10)(※15)(※16)

大事なのは地道にケアを続けること

一度開いた毛穴を、綺麗に引き締めることは簡単なことではありません。そのため、「1度や2度のホームピーリングなどですぐに毛穴を小さくしよう!」とは考えない方が良いかもしれません。

短期間ではあまり効果は感じられなくても、しっかり地道にケアをすることが悪化させないためにも必要になってきます。

現在気になっている人はしょうがないと諦めずに対処を、そして今はまだ関係ないと思う人も、予防のためのケアをするようにしていきましょう。

はな子
特にたるみ毛穴はそのあとシワやたるみの原因にもなって来るし、今からしっかり対策をとることが必要ですね!
美神先生
そうね。その対処法は、アンチエイジングにも繋がるからね。
肌が綺麗なうちから予防のためにケアすることで、綺麗をキープすることができるのよ。
はな子
美神先生も…加齢からくるたるみ、気をつけないとですね…
美神先生
ふふ。どういう意味?

怒るわよ?

【参考文献】
(※1)吉木伸子著「素肌美人になるための スキンケア美容医学事典」池田書店 2015年
(※2)吉木伸子著「一生ものの素肌をつくる 正しいエイジングケア事典」高橋書店 2012年
(※5)日本化粧品検定2級・3級対策テキスト(日本化粧品検定協会)
(※6)吉木伸子・岡部美代治・小田真規子監修「素肌美人になれる 正しいスキンケア事典」高橋書店 2011年
(※7)小西さやか・櫻井直樹著『すっぴんも、メイク後もキレイな人の習慣 効果が9割変わる「化粧品」の使い方』青春出版社 2015年
(※8)平尾哲二著「医師・医療スタッフのための 化粧品ハンドブック」中外医学社 2016年
(※11)鈴木一成・朝田康夫監修「化粧品のすべてがわかる コスメティックQ&A事典 全面改訂最新版」 中央書院 2011年
(※14)一般社団法人 日本化粧品検定協会監修 小西さやか著「コスメコンシェルジュを目指そう 日本化粧品検定1級対策テキスト コスメの教科書 第2版」主婦の友社 2016年
(※15)朝田 康夫 「美容の医学 美容皮膚科学事典」中央書院 2002

【参考URL】
(※3)https://www.veriteclinic.or.jp/column/%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%82%E6%B0%97%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82
(※4)https://books.google.co.jp/books?id=d5lODAAAQBAJ&pg=PT45&dq=%E3%81%9F%E3%82%8B%E3%81%BF%E6%AF%9B%E7%A9%B
(※9)https://books.google.co.jp/books?id=nkY7BAAAQBAJ&pg=PT38&dq=%E3%81%9F%E3%82%8B%E3%81%BF%E6%AF%9B%E7%A9%B4&hl=ja&sa=X&ved
(※10)https://books.google.co.jp/books?id=gXWZAwAAQBAJ&pg=PA158&dq=%E6%B6%99%E6%AF%9B%E7%A9%B4&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKE
(※12)http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail173.html
(※13)http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail175.html
(※16)https://www.jstage.jst.go.jp/article/koshohin/37/1/37_6/_article/-char/ja/


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