化粧品開発者が成分を解析!オルビスユー ローションの成分はどうなの?

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村木ゆみ

化粧品技術者・開発者として外資系大手化粧品会社と製薬会社で計10年勤務。海外化粧品輸入販売会社で、販売員へ化粧品知識の教育テキスト作成やお客様への説明資料作成も担当。現在はフリーの美容ライターとして活動してます。

「“とろぱしゃ”な使用感が魅力のオルビスユー ローション」

とろみがあるのに肌につけるとスッと浸透すると口コミで話題の、オルビスユー ローションの秘密に迫ります。オルビスユーは肌のうるおいを高めてハリのある肌に導くエイジングケア用の化粧品です。

今回は“とろぱしゃ”な使用感が魅力のオルビスユー ローションを、化粧品開発者の視点で成分解析していきたいと思います。

オルビスユー ローションの総合評価は3.5

まずは結論から。今回のオルビスユー ローション星3.5です。

オルビスユー ローション
低刺激度
(3.5)
保湿力
(3.5)
コスパ
(3.5)
総合評価
(3.5)

オルビスユー ローションの成分特徴まとめ

オルビスユー ローションの特徴をまとめました。

  1. “とろぱしゃ”は、増粘剤と界面活性剤をうまく組み合わせることによって作られている
  2. PPG-24グリセレス-24が肌への浸透性に寄与している
  3. グリコシルトレハロースと加水分解水添デンプンが作る被膜が、肌のうるおいを逃がさない
  4. 収れん作用のあるヤグルマギク花エキスが肌を引き締め、ハリを感じさせる

詳しく解説していきます。

オルビスユー ローションの配合成分を1つずつ解説

オルビスユー ローションはとろみのある化粧水でありながら、スッと肌に浸透していく使用感が人気の化粧水です。見た目年齢は頬のハリ感で決まるというコンセプトのもと、うるおいが実感できる使用感を作り出した化粧品と言えるでしょう。

オルビスユー ローションの魅力である“とろぱしゃ”のテクノロジーと、保湿力を分析していきます。

でははじめに、全配合成分を見てみましょう。

成分名 役割 配合目的 刺激度
水溶性成分の溶剤、保湿 溶剤 1
BG 保湿作用と弱い抗菌作用がある、
エキスの抽出溶媒として使われる
保湿、溶剤 2
グリセリン 吸湿性があり角質の水分蒸発を抑える
作用がある、水と接すると反応熱によ
る温感が生じることからマッサージ料
などで利用される
保湿、溶剤 1
ジグリセリン グリセリンと同様の保湿作用、グリセ
リンのべたつきがなくさらっとした
使用感
保湿 1
プロパンジオール 保湿、抗菌 溶剤、減粘剤 2
PPG-24グリセレス-24 乳化、なじみを良くする 溶剤、乳化剤 2
ヤグルマギク花エキス 抗炎症、収れん 収れん剤、
皮膚コンディショニング剤
3
モモ葉エキス 抗菌、抗炎症 皮膚コンディショニング剤 3
アマモエキス 保湿、美白 皮膚コンディショニング剤 2
シナノキエキス 保湿、抗酸化、抗炎症 皮膚コンディショニング剤 2
PEG-75 乳化補助、分散、増粘 結合剤、保水剤、溶剤 3
グリコシルトレハロース 被膜作用があり乾燥から肌を守る、
べたつきなく肌を保湿する
保湿、被膜形成 1
加水分解水添デンプン 被膜作用があり乾燥から肌を守る、
べたつきなく肌を保湿する
保湿、被膜形成 1
PEG-400 乳化補助、分散、増粘 結合剤、乳化安定剤、溶剤 3
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)
ポリグリセリル-10
保湿、バリア機能、エモリエント 閉塞剤 3
キサンタンガム 増粘 結合剤、乳化安定剤、
皮膚コンディショニング剤、
乳化剤、親水性増粘剤
2
カルボマー 増粘 乳化安定剤、親水性増粘剤 2
水酸化K pH調整 pH調整剤、親水性増粘剤 5
フェノキシエタノール グラム陰性菌に対しては強い抗菌作用
を持つ、パラベン類と組み合わせて使
うことで効果を高め配合量を抑える
防腐剤 5
メチルパラベン 幅広い微生物に対して効果があり少量
で高い防腐効果が得られるパラベンの
一種、水溶性の防腐剤
防腐剤 5

オルビスユー ローションの“とろぱしゃ”のテクノロジー

“とろぱしゃ”は、増粘剤と界面活性剤をうまく組み合わせることによって作っています。

とろっとした感触は増粘剤を使用することにより作ることができます。オルビスユー ローションの公式サイトに、「濃密ウォータージェリー配合(PEG-75、プロパンジオール)」と明記されています。この二つの成分のうち、PEG-75が増粘の働きをしています。

オルビスユー ローションに配合されている成分のうち、PEG-400も増粘剤として原ら来ます。さらにキサンタンガムとカルボマーもよく使われる増粘剤です。

キサンタンガムやカルボマーは配合量によっては化粧水が乾いてきた時にカスのようなものがぽろぽろ出てくるので、PEG-75やPEG400を使っているのだと思います。

オルビスユー ローションは、すっと肌に浸透する感覚がありますが、これはPPG-24グリセレス-24という成分(界面活性剤)の働きによるものです。

オルビスユー ローションの保湿力

オルビスユー ローションに配合されている保湿剤のうち、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10が特に保湿感に貢献しています。

グリコシルトレハロースと加水分解水添デンプンは肌の表面で被膜を作り、肌のうるおいを逃がさない働きがあります。(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10は肌の肌表面を覆って、バリア機能を高めます。これらの保湿成分が、肌のうるおいを長時間守ります。

オルビスユー ローションに配合されている植物エキスの作用

オルビスユー ローションに配合されている植物エキスは、次の4種です。
ヤグルマギク花エキス
モモ葉エキス
アマモエキス
シナノキエキス

植物エキスは保湿作用だけではなく、それぞれ特有の作用があります。ヤグルマギク花エキスは収れん作用があり、肌がピンと張る感覚に一役買っている可能性があります。

アマモエキスは美白作用・シナノキエキスは抗酸化作用があり、エイジングケアに適しています。モモ葉エキスは抗炎症作用があるので、配合成分による肌への刺激を緩和してくれるでしょう。

オルビスユー ローションの口コミ

なお、オルビスユー ローションの口コミが気になる方は「オルビスユー ローション愛用者たちの口コミ」をご覧ください。

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