べビ肌

なぜ乾燥する?乾燥肌と角質細胞間脂質(主にセラミド)の関係!セラミドが減る理由とセラミド配合化粧品の選び方

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はな子
先生〜、なんか最近洗顔後の肌が突っ張るんですよ〜。肌が粉をふいて化粧ノリも悪いし…。
美神先生
あら、いわゆる「乾燥肌」ね。前はそんなに気にならなかったの?
はな子
はい…。最近肌の状態が変わってきた気がして…。
美神先生
きっと肌内部の水分を保ってくれる「保湿成分」が減少してしまっているんだわ。この保湿成分は、年とともに減少するの。
はな子
私の保湿成分は年と共に減少しているんですか!?
美神先生
そうね。30代くらいから乾燥してるって感じる人が多いみたい。だから多分はなちゃんの場合は間違ったスキンケアが原因だと思うわ。
はな子
ホッ…。ちょっと安心…。
美神先生
今回は「乾燥肌と大きく関係してくる、保湿を担う角質細胞間脂質」について、詳しく説明していくわ!




乾燥肌とはどんな状態?

乾燥肌」とは、肌表面の角質層の水分が少なくなっている状態の肌を言います。

健康な肌は角質層に約20%の水分が含まれていますが、それ以下になると乾燥肌となります。

左が正常な肌、右が乾燥肌の状態です。

美神先生
右を見ると、角質細胞が乱れているわね。これが乾燥の原因よ。角質細胞が乱れることで、バリア機能が低下し、内部の水分が逃げてしまっているの。

肌が乾燥していると、

・肌にツヤがなくなる。
・バリア機能が低下する。
・肌老化や肌荒れの原因に。

などが見られます。

ではどうして正常な肌は乱れていないのでしょう?

その秘訣は「角質細胞間脂質」と呼ばれるものにあります。この脂質が肌の潤いを守る重要な役割を果たしています。

角質細胞間脂質の役割


角質細胞間脂質は、主成分がセラミドという脂質です。セメントのように角質細胞同士のすきまをしっかりと結びつけています。

そこに、脂質の層と水分の層を交互にかさねたサンドイッチのように存在しています。何重もの層の中に水分をしっかりハサミ込み、潤いを逃さないように保持しています。

この、角質細胞間脂質の中の主な成分である「セラミド」は、とても保湿力の高い成分です。しかし、このセラミドは、加齢や間違ったスキンケアなどが原因で減少していきます。

そのため角質細胞をつなぐ役割が果たせなくなり、角質細胞は乱れ、内部の水分が逃げていくことで乾燥を招いてしまうのです。

セラミドが減る原因

セラミドがへる原因は主に、

・加齢
・間違ったスキンケア
・睡眠不足や血行不良

などが挙げられます。

①加齢

セラミドは赤ちゃんの時期をピークに、どんどん減少していくものです。

歳を重ねるごとに、乾燥するようになったと感じている方も多いのではないでしょうか。その原因はセラミドの減少にあるかもしれません。

加齢でセラミドが減少していくことは、老化現象なので仕方ないですが、諦める必要はありません。

セラミド配合をされている化粧品を使うなど、毎日のスキンケアを改善していきましょう。

②間違ったスキンケア

加齢以外にセラミドが減少してしまう大きな原因が間違ったスキンケアです。

クレンジングには、化粧を落とすために「界面活性剤」という、油分を洗い流すための成分が使われています。

最初に言った通り、角質細胞間脂質は脂質です。

だから、クレンジングで角質細胞間脂質に含まれているセラミドまで洗い流してしまうことも。つまり、クレンジングに含まれる界面活性剤はセラミドの大敵と言うことになります。

美神先生
一番の理想は、クレンジングを使わずに洗顔をすることなんだけど…。
はな子
ええ〜、でも毎日化粧をしているのに、クレンジングを使わないなんて事はできませんよ〜!
美神先生
それもそうよね。だからなるべく界面活性剤の使用量が比較的少なくて、肌の摩擦が少ない、クレンジングクリームやジェルを使うといいわ!
それから、クレンジングは40秒以内にね。長い時間クレンジング剤を肌にのせておくのはNG!肌のうるおい成分をますます失うことになるわ

クレンジング後の洗顔ももちろん大事です。毎日の洗顔をしっかり泡だてなければ、クッションの役割がなくなり、肌に負担がかかってしまいます。

洗顔料をしっかり泡立ててキメの細かい泡で洗顔すると、洗顔料も多く使わずに済みますし、空気を多く含むことで界面活性剤による肌への負担を減らせるというメリットもあります。

だから洗顔の時も、泡を長い時間お肌にのせておくのはやめましょう。肌に必要なうるおい成分を洗い流し、乾燥をまねいてしまいます。

③睡眠不足や血行不良

睡眠不足や血行不良の状態が続くと、セラミドの環境にも響いてきます。

セラミドは夜、寝ている間に生成されます。睡眠時間が短いと、その分セラミドを生成する為の時間が短くなります。

また、手足の冷えにより起きる血行不良は、代謝を悪くするのでセラミドを生成する機能を弱めてしまいます。

毎日体を冷やさず、温かくしてしっかり睡眠時間を取るようにしましょう。

セラミド配合の化粧品を選ぶポイント

加齢で減少していくセラミドは仕方のないものです。なので毎日のスキンケアでしっかりとセラミドを取り入れていくようにしましょう。

「セラミド1」など後ろに数字が書いたものを

近年よく聞くようになったセラミド配合の化粧品。

セラミドは由来から分けると、
・動物由来の「天然セラミド」
・酵母をもとに作る「ヒト型セラミド」
・植物由来の「植物性セラミド」
・石油原料から合成して作った「擬似セラミド」の4種類があります。

ヒト型セラミドは、値段的にもそれほど効果ではなく、化粧品に多く使われています。ヒトの持つセラミドと構造が近く、効果も高いと言われています。擬似セラミドは値段は安いですが、効果はそれほど期待できないものが多いようです。

ヒト型セラミドを見分けるには、パッケージの裏側をよく読んで、「セラミド1」「セラミド2」「セラミドNS」「セラミドNP」などのように、セラミドの後ろに”数字やアルファベットが書かれているものを選びましょう。

毎日のスキンケアや生活習慣を見直して、しっかり”乾燥肌”の対策をしていきましょう。

美神先生
ちなみにセラミドは水には溶けないので化粧水には配合されないわ。
はな子
なら、セラミドが配合された美容液かクリームを使うといいんですね!
美神先生
そういうこと!これでうるおいのあるお肌に大変身よ〜!
はな子
あれ、でも年齢とともにセラミドが減少するって事は先生はもう…
美神先生
何よ。
【参考文献】
(※1)吉木伸子『いちばん正しいスキンケアの教科書 吉木メソッドで美肌になる! 』西東社 2014
(※2)朝田 康夫 『美容の医学 美容皮膚科学事典』中央書院 2002
(※3)かずのすけ著「じつは10秒で見抜けます 化学者が美肌コスメを選んだら・・・」三五館 2016年
(※4)吉木伸子著「素肌美人になるための スキンケア美容医学事典」池田書店 2015年

【参考URL】
(※5)https://books.google.co.jp/books?id=gXWZAwAAQBAJ&printsec=frontcover&hl=ja


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